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2017.09.26

■湖畔荘 上下 ケイト・モートン

前回の「秘密」も面白かったけど、今回の湖畔荘は、今までで一番面白い。傑作と言ってもいいかも。

いつもの過去と現在が入り乱れたケイト・モートンならではの構成で、始めは少々わかりづらいけれど
下巻になると、もう夢中です。
女刑事が仕事の失敗で休暇を取らされ、コーンウォールの祖父の家に出かけたところから始まる。
ジョギング途中で見つけた「湖畔荘」という屋敷を見つけるが、70年も前に放棄されたという。
当時、屋敷の1歳になる息子が行方不明となり、家族は家を離れたのだという。

女刑事はその行方不明事件を調べ始めると、湖畔荘の一族の一人が有名な推理作家になっていることがわかる。

女刑事セイディ、湖畔荘の行方不明の男の子の3人の姉のうち一人であるアリス、湖畔荘の女主人であり、アリスの母エリナ(故人)。
過去と現在が行き来し、重層的に語られ、こちらの憶測を次の章で裏切っていく構成に翻弄されながらも面白くて仕方がない。

そして最後の最後。おおお。こう来たのか。 偶然か、必然か、ご都合主義か?
いやいや、でもちょっと感動。少し泣いた。

それにしても、どれもとても面白いのに「映画化」とかいう話しを聞かないのは、複雑すぎて映画化できないから?
時代設定はゴージャスでとても美しくなりそうなんだけどな。

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