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2016.06.29

■地図と領土 ミシェル・ウエルベック 筑摩書房

いやいやいやいや〜! すごい。すごいね。

ウエルベックの最高傑作と思う。
エロなしでも小説書けるのではないですか、ウエルベックさん。

天才アーティスト、ジェドが主人公。野心も何もなく、好きなことを追求しているだけなのに、どんどん名声を得ていく。
初めは写真作品。次に油絵の肖像画などをの作品を制作していくジェド。
この架空の作品の描写が凄いのですね。 架空の作品なのに、ありありとその絵が想像できるのですわ。素晴らしい。

基本的にウエルベックのテーマは資本主義と人類の生死 その中に愛と性が含まれているんだろうけど
この作品では資本主義はアートがらみ、そして「老い」が大きく扱われている。

また、びっくりしたのがウエルベック本人が小説中に登場することだ。
なんだか、このあまりにも第三者的な視点に笑ってしまう。

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