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October 2014

2014.10.24

■秘密 上/下 ケイト・モートン 東京創元社

いやー。面白かった〜。

過去と現在が行き来しながらの構成が見事。
そして、最後にあっとさせられた。やられましたねー。

もう一度最初から読み返したい! それほどよく出来ていました。

読み返すと「あのシーン」の二人の会話の意味が全く別のものとして感じられるのがわかる。
実に巧妙。

結構、大団円という終わり方で読後感もよいのだけど、最後の最後、ローレルとある男との邂逅は、
男性の気持ちを思うと、かなり切ない。この部分はむしろなくても良かったんじゃないのかな…とすら思う。


とにかく今年呼んだ物の中では一番印象に残ったなあ。

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2014.10.21

■シャドウ・ストーカー ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋

キャサリン・ダンスシリーズ

ストーカーに狙われるカントリー歌手の周辺をダンスが捜査する。

ディーヴァーらしいどんでん返しの連続だけど、どんでん返しがお約束すぎて、
反対に、あ〜やっぱりね、となって驚きがなさすぎです。

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2014.10.02

■結婚 橋本治 集英社

主人公の母世代ながら、読んでみた。

私たちの時代は基本的に「結婚はするもの」というのが大前提だったから「しない」には理由が必要だったけど「する」に理由はいらなかったんだよな。

今はむしろ「結婚する」理由が必要になったのですね。
それはそれで面倒くさいことで、晩婚化するのは当たり前といえば当たり前ですね。

「母」の話はいつも支離滅裂でいて、何か含みがあり、その裏には悪口がひそんでいる
というような表現があったが、確かに確かにと、娘たちはうなずく。
この辺りの会話の抜き出し加減が、橋本治の絶妙さなのだ。

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