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2013.10.28

Lou Reed のこと

Lou が亡くなった。

2013年10月27日  享年71歳。 サンデーモーニングだったというのは出来過ぎ。
肝臓が悪かったそうである。実はまったく知らなかった。
訃報を知ってからネットで色々と情報を見たけれど、5月頃に肝臓移植手術をしたらしく、調子はよくなかったみたい。杖をついて歩いている写真などもあり、思った以上に老け込んでいた。

最後に生ルー(?)を見たのは大阪の厚生年金会館の小さい方のホールだった。あれがもう13年くらい前なのか。確か「ルーももうすぐ還暦なんだ!」なんて思ったので。58歳くらいの時か。太極拳の師匠同伴でやってきて無茶苦茶元気そうだったので「元気なじじいだ! この分だと相当長生きするな」と見えたのだけど。やはり70を過ぎるとガクンといくのだなあ。

私にとってLou Reedは特別な存在だ。彼に会うのは必然だったと思う。 その後の人生を変えた!とは結果的にはなっていないけど、出会った時はそれくらいの体験だった。

「音楽遍歴・Music road」にも書いたけれど、私がルーの名前を知ったのは高校2年生の夏くらい。ロック雑誌にサマーフェスティバルに出演しているルーの写真が掲載されていたのを見たときだった。サリーキャントダンスを出した頃で金髪に染めていた。(1973年くらい?)眉毛も金髪だったし、なんか気持ち悪い人、というのが第一印象だったのだけど。

色々な付帯情報がわたしに聞け聞けと囁いてくるのでとりあえず「トランスフォーマー」を購入。がーん。これはすごい。すごい。夢中になりました。ルーの唯一のヒットソング「ワイルドサイドを歩け」が入っているこのアルバムは全曲好きだけど、パーフェクトデイやサテライトオブラブあたりもいい。実はグッドナイトレディーズやNYテレフォンカンバセーションを狂ったようにリピートしていた時もある。
その後、通称バナナを入手してvelvet時代にはさらにハマってしまった。こーんなに夢中になっているうちに何と言う事でしょう! 初来日公演が決定したのです。私が高校3年生の夏かな。一応受験生だし・・・。でもここで行かねば一生の不覚と、なんとか親を説得。ライブを見ることができたのだった。

と、まあこの後わたしにとって彼を超えるアーティストは登場せず、ベースにはいつもルー(笑)。一番好きなアーティストでありつづけたわけだ。

ほぼ40年、ずっと私の心の中にはルーがいた。

で、つい先日フッと、ルーが死んだら、わたしはどうなるんだろう・・・ってお風呂に入る時に考えてしまったんだ。
ルーも歳をとった。元気そうではあるが、いつ亡くなっても不思議ではない。
私は泣くんだろうか。あまりのショックで仕事も出来なくなるのでは・・・とか心配したけど、
実際はそんなことはなく、こうやって文章まで書いている。

アーティストの死で一番衝撃だったのは、やっぱりジョンレノンだろう。まだ20歳くらいの時だったから驚きで、しばらく口がきけなかった。

当たり前のことだけどこちらも歳をとった。その間に身近な人々が亡くなっていった。「その日」がいつかはくるんだろうなという覚悟ができてくるんだ。(鈍感になっただけかもしれないけど)本当に本当に15歳から好きだった人の死を淡々と受け入れることができるようになったんだなと思う。

Louは沢山の素晴らしい作品を残してくれた。今でも数々の曲を頭の中でリフレインすることができるけど。 Pale Blue Eyes を聞いたらやっぱり泣くかしら・・・。

今、最後に言えるのは「ありがとう、Lou」 これだけだな。

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