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2011.05.27

ジェレミー少年と愛犬ハムレット H・ウォールポール れんが書房新社

司書をしている友人が時々「面白いから読んで」と無理矢理貸してくれるなかに、おもわぬ拾い物に出会います。これもその一冊。

20世紀初頭のイギリスのダーラムの街と寄宿学校を舞台とした少年の成長物語。

寄宿学校で学ぶジェレミーが、クリスマス休暇で帰省してくるところから始まり、全12章。
実家で過ごしたり、学校での寄宿生活が描かれ、一章完結の連作短編といった形式。

ちょっと不思議な文章、文体。訳も不思議。

愛犬ハムレット! 
「料理番に魂を売ってしまったのです」には笑った。主人(ジェレミー少年)が不在の間、他の家族がかまてくれないので、コックになついて、台所に入り浸り太ってしまったことを指して、いる。
ジェレミーが寄宿学校に行かなかったら、「今も魂はちゃんと自分のものであったはずです」なんていう書きぶりが、いかにもイギリス風ユーモアで、くすくす笑えます。

お父さん、妹のエイミー、画家のサミュエルおじさん、パーシーおじさんなど、キャラクタ−がみんな味があってよいです。

ジェレミー少年の物語は、原作では3部作らしいので、続きも読みたいな。

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