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2010.09.02

■ベイツ教授の受難 デイヴィッド・ロッジ 白水社

難聴の元大学教授が主人公。

母がかなりの難聴で、ベイツ教授が語る難聴をめぐる周囲の人間との軋轢に、共感するやらうなずくやら。母との会話でそうそう、あるある…。こんなこと、あんなこと。

しかしこれ、帯に「コミックノヴェルの至宝」と書いてあったから借りたのだけど、ほとんどコミカルではありませぬ。
「老い」と「死」を扱った結構シリアスな内容です。確かに「難聴」によるとんちんかんなやり取りはあるけれど「笑える」ものではありません。

定年後の夫と、仕事を持ってまだ現役で働く妻の夫婦のホームドラマという方がいいかも。

教授の90歳に近い父の介護問題が大きな問題です。

謎めいた女子学生が登場して、彼女の存在は思わせぶりだけど、余計な気がしました。


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