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2010.07.21

□イングロリアス・バスターズ

DVD鑑賞。
劇場公開時見逃してしまった1本。

コメディ寄りと思っていたけど、意外なほどシリアスだった。
連合軍特殊部隊の工作計画とナチスに復讐を誓うユダヤ人美女のストーリーが交錯する。

冒頭のパリの農家に、ナチスの「ユダヤハンター」と呼ばれるランダ大佐がやってきて、ユダヤ人をかくまっている一家の主人と相対するシーンから、あまりの緊張感に目が話せない。

一方、イングロリアスバスターズと呼ばれるブラッドピット率いる特殊部隊の面々は、かなりワイルドな奴ら揃い。「ナチ野郎をぶっ殺す!」ドイツ兵をバットで殴ったり、頭の皮を剥いだりと、手口も野蛮ですが、みんなちょっとマヌケで笑いを誘う。

この緊張と緩和の間がよいです。
連合軍のスパイたちの打合せ場所の居酒屋シーンの緊迫感もすごかった。
そして家族を殺されたった一人生き残ったユダヤ美女ショシャナのナチへの復讐計画は成功するのか。

ヒトラー、ゲッペルスとナチスの大立者が続々登場する中、冒頭に登場したランダ大佐が光っている。

英・仏・独・伊の4カ国語に堪能で誰よりも冷静に戦局を分析していたランダ大佐を演じる俳優さんがすごいです。カンヌでも助演賞をもらったそうですが、彼なくしては成り立たなかっただろうなと。

とにかくお約束事をつぎつぎぶっ飛ばす意外な展開にあっけにとられますが、2時間半近い尺をほとんど飽きることなく楽しめました。 

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