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January 2010

2010.01.28

○歌門来福 沢田研二 at 大阪厚生年金会館

楽しかった〜。
と、こう素直に言えるのは久々かも。23曲ですか? あっという間でしたよ。 

昨年の正月は3階の一番前で落ちそうな感じだったけれど、今回は11列目のほぼ真ん中で、なかなかよい席でした。

開始までは、なんだかテンションも上がらず、客席を眺めていました。 途中で藤山直美さんもいらしてましたわ。

「光線」で登場時に立ってはみたものの「いつも」な姿に、やはりテンションは上がらず、ワンコーラス目はぼけっと突っ立っていただけ。
後ろ手に縛られて〜♪ のところ、後ろ向いて、手を回すのですが、腰の痛いじいさんにしか見えん…などと、考えてたり。(すんません)
でも、そう思った直後に、 やっぱり「光線」好きなんで、サビに突入すると思わず、踊り出している私でした。(^^;) その後は「彼は眠れない」ですしねー。すっかり、楽しくなってきました。

タイガースの曲は???なので、正直どうでもいいんですけど、ワンズとコラボするので、GS時代にもスポットを当てましたって感じなのでしょうか。

2000年前後の曲も多かった。復活したころ「なんだか違うぞ、昔の沢田研二と・・・」と思って。あまりきいてなかったか曲たち。
いま、当時の沢田さんと近い年齢になって、今なら素直にいいかもと思えるようになりました。
「ハートの青さなら、空にだって負けない」「明日は晴れる」とか「忘却の天才」とか・・・。

今回「溢れる涙」がよかった。えっ?ハローに入ってるのか。持ってるけどあまり聞いてなかったので新鮮でした。

最後「ロータスの子守唄」? 聞いたことなかったけど、いい感じ。 
Lou ReedのTransformer というアルバムに Good Night Ladies っていうのがあるのだけれど、スローテンポの少し気だるい曲で、アルバムの締めくくりに丁度ぴったりなんですね。これを思い出しながら聞いてました。
アンコールの最後は盛り上がって終わりたいという気持ちもあるけど、こんな曲で、おやすみ〜というのもラストに相応しいかもですね。

MCも予定より長かったのでは? もう止まらない勢い。「どう思う〜?」とやたらと客席に問いかけてたのが可笑しい。
「また来週〜」で終ったけど、来週は行けません。

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2010.01.22

■会社が消えた日 水木楊 日本経済新聞社

衝撃の企業SF小説! って書いてあるけど、これSFじゃないよなあ。

ある日会社に行くと、勤めていた会社がなくなっていた。 きれいさっぱり存在していない。
しかし、災厄は、それだけではなかった・・・。

いやね、これは中高年のリストラ小説だと思う。

大企業に勤める中高年のサラリーマンが、会社という後ろ盾をなくした時、何ができるのか、ってのを極端に書くための設定なのね。


会社がとても非常で、冷たい仕打ちをしたと主人公は考えるのだけど、そりゃー、全く知らない(存在が消えているという設定)人が会社に押し掛けて「私はここの部長だ」といえば、疑うのは当然。警察に突き出すことだってあるよ〜。

結局保証人のいない中高年はパチンコ店で働く、というのもなんだか。

最終的に「人間らしく」生きるために「自然」の中で暮らすといういうありふれた結論でしたね。

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2010.01.20

■レポメン エリック・ガルシア 新潮文庫

江戸時代から、一気に近未来アメリカです。

人工臓器移植が当たり前になった世界。人々は臓器をローンで購入し、寿命は金次第になっている。しかし、いったんローンの支払いが滞ると、レポマンが登場し、人工臓器を人体から回収してしまう。あとに死体だけを残して…。
主人公のレミーは凄腕のレポマンだったけれど、今は元雇用主の「クレジットユニオン」から追われている。身を隠しながらひとりタイプライターに向かって回想録を書き続けるレミー。
5人の元妻、戦争体験、ユニオンで携わった仕事。 過去と現在が交錯しながら、書き続けれられる身の上話。 なぜ、彼は追われるのか、そして彼の行く手には?

設定のアイディアは面白いのですが、正直過去の海兵隊や妻たちのエピソードは、無駄に長い気がしました。作者後書きを読むと、もともとは短編だったそうなので、無理矢理増やさなくてもよかったんじゃない? 文体はスピード感があって、暴走しているのに、形式が過去・現在を行ったりきたりするので、そのスピードを止めてる感じです。
ラストは、なかなかロマンチックです。途中、冗長で退屈なところもあったけど、最後で印象がよくなりました。

ジュード・ロウ主演で映画化され、もうすぐ公開のようなんだけど、本を読む限りじゃ、ジュード・ロウと、この役は合ってないのでは、って気がする。 もっとイカツイ感じの俳優のイメージなのだけど。


この作家は「マッチスティックメン」の原作者でもあるんですね。 

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2010.01.06

■麻布怪談 小林恭二

今年の初読みは、新春らしく時代物でした。

江戸後期、上方から江戸にやってきた中年男の元に通う謎の美女2人。しかし、なんとふたりは、それぞれキツネと幽霊だというのだ。
ひょうひょうとした語り口で怪談というより、落語や講談のような感じ。
突然、キツネや幽霊の身の上話が始まったりするのだけど、波瀾万丈、荒唐無稽ぶりが楽しい。

小林恭二で久々に面白かったなあ。

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2010.01.01

2009年の読書と映画 ほか

恒例の2009年の読書と映画の総括を。

読んだ本は51冊くらい。少ない。
まあ、2008年よりはマシだけれど、2008年は沢田イヤーだったんで、まあ比較対象外。
(ちなみに沢田熱は2009年春以降、平熱に戻っています)。

今年、印象に残っているのは
イアン・マキューアンの「初夜」
マイケル・シェイボンの「ユダヤ警官同盟」
ジャック・カーリィの「デス・コレクターズ」
でしょうか。

国内ではコレッというのがありませんでした。忌野清志郎のエッセイ「瀕死の双六問屋」くらいです。

マキューアンさんは、もともと変態さんなんですが(笑)さらに磨きがかかって、どんどん心理的「ミクロ」の世界へ向かっているようです。
「ユダヤ警官同盟」は世界観が面白かったのですが、それ以上にくたびれた中年男女の「愛」がよかったのよぉぉぉ。
知人に教えていただいたジャック・カーリィはデビュー作から3作読みました。今年出た「毒蛇の園」の評判がよいようですが、わたしは2作目の「でス・コレクターズ」が好きでした。

ほかに小川洋子さんの初期作品をまとめて読みました。「薬指の標本」が素晴らしい。
伊坂幸太郎は「モダンタイムス」「あるキング」「SOSの猿」と3作読みましたが、もうひとつだったかな。
塩野七生さんの「ローマ亡きあとの地中海世界」を読んで、彼女の初期の作品も読んでみました。(だって「読め」って書いてあるんだもの) 「ルネサンスの女たち」「チェーザレ」この頃って、結構読みにくいですね。 「海の都の物語」はとても面白かった。塩野さんは人を取り上げるより「街」を主題にしていく手法がいいんではないかと思いました。

映画はこれまた見てない。 レンタルでも全くみてないので、なんとたったの11本。
2009年のダントツは「ディア・ドクター」。市川美和子、本当にすごい。
洋画では「スラムドッグミリオネア」でしょうか。 「チェ」2部作もよかったですが、つらかったです。

2010年は、もうちょっと映画を見たいと思っております。


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