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October 2009

2009.10.30

■デス・コレクターズ ジャック・カーリィ 文春文庫

犯罪心理捜査官 ライダー刑事シリーズ 第二弾。

前作より数段面白くなっておりますね〜。
相棒のハリーはもちろん、新恋人のディーディーのキャラクタ−もよし。
退職した老刑事、トレイフォリエの画家も印象に残ります。

ストーリーもアートと犯罪というなかなか面白い分野に踏み込んでいたので、興味深かった。

これは次作が楽しみ。というか読み始めたけど。

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2009.10.08

■百番目の男 ジャック・カーリィー 文春文庫

「羊たちの沈黙」の男性版?

主人公が元気よく、会話が楽しいので読みやすいです。

この手のミステリって、大抵そうだけど、犯行は用意周到で残虐なのに、
犯人が判ってみると、あまりにも阿呆らしい動機だったりで、うーん。

シリーズ3作目はよいとの評判なので、続けて読んでみる予定です。

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2009.10.01

□ディア・ドクター

西川美和監督って、人間観察の天才ですね。
緊張感漂う「ゆれる」も素晴らしかったけれど、この映画にしても構成・脚本の力が凄すぎて、うなってしまいます。

過疎地の診療所の医師が、突然行方をくらませた。なぜ? 
消えた医者伊野の、在村時の様子と、消えた後の捜査の過程が、交互に語られ、次第に失踪の理由が明らかになっていく。

嘘と真実。偽物と本物。そんな二元論で分類することはできない人間の多面性を、なんでもない日常の出来事で描いていく。しかも過疎地の高齢者医療、ターミナルケアについて、考えさせるようになっているんですね。わかりやすく、でも単純じゃない。ともかくお見事。

八千草薫、研修医の瑛太、看護婦の余貴美子、などキャスティングも全員見事にハマっています。そうそう、井川遥もよかった。鶴瓶の一瞬の「笑ってない目」を捉えたところが印象的。

ラストは賛否あるらしいけど、わたしは好きだなあ。泣きそうになったよ。

「ゆれる」で都会に行った弟と田舎に残った兄の葛藤が描かれたのと同様、都市と田舎という2軸もある。八千草薫演じる、未亡人しづ子さんの娘りつ子は医者だけれど、それこそ母のいるこの村の診療所で働くことだってできるのに。

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