« 沢田研二@たつの赤とんぼホール | Main | ■モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社 »

2009.07.28

■川は静かに流れ ジョン・ハート 早川文庫

小太郎さんにお借りした本です。

アメリカの推理作家協会賞を受賞したらしいのです。ネットを見ても大絶賛の嵐だ。
重厚というか、重苦しいという感じの小説ではありますが。

町の有力者の息子アダムは、殺人罪で告訴されたが、証拠不十分で無罪となり、町を出る。
5年後、友人の電話をきっかけに故郷へ戻ってくるが、次々と事件が起こり…。

主人公の家庭が複雑で、母が自殺後、父は連れ子が2人いる女性と再婚。 その女性がアダムの殺人事件では、アダムに不利な証言をしたため、とても気まずい関係なわけです。

ミステリ−というより、家族小説と、作家本人が書いていますが、それにしては、やたらと人が死ぬ、陰惨なエピソードが続くのです。こんなストーリーにする必要があるのでしょうか?

そして、犯人探しが主眼でないとしても、犯人像や人間関係やらに関しては、割りとふーん、って感じで、アメリカ小説では結構ありふれた動機なような気がする。

主人公のアダムも、かなり自分勝手な人でしたし、登場人物全員、あまり好きになれないなー。
ニューヨークで過ごした5年間、彼が何をしていたのか、最後の方で語られるけど、
義弟のトラブルの解決とかさあ、なんか都合よすぎ!! 

エピローグで事件後のエピソードが畳み掛けるように語られるので、ここで、なんかいい話っぽく
思えちゃうのかもしれませんね。

私には、それほど出来がよいとは思えませんでしたわ。

|

« 沢田研二@たつの赤とんぼホール | Main | ■モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 沢田研二@たつの赤とんぼホール | Main | ■モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社 »