« May 2009 | Main | July 2009 »

June 2009

2009.06.24

□愛を読むひと

映画タイトルの「愛を読むひと」ってう〜ん、だな。

ベルンハルト・シュリンク作「朗読者」の映画化。原作は5〜6年前に読みました。
シュリンク氏は一貫して戦争責任について考え続けている作家。 最近では「帰郷者」という作品や、ナチ時代検事だったゼルプという人物を主人公にしたミステリ−シリーズなんかがあります。

「朗読者」のヒロインであるハンナは率直で生真面目な女性なんだと思います。
ケイト・ウィンスレットは、少し鈍重ですらある、ハンナを演じきってて、すごいです。
20歳年下の少年マイケル(違和感あり。ミヒャエルって呼んでほしい)が初々しくて、とてもよかった。

それに対して、成長したマイケルを演じるレイフ・ファインズは老け過ぎ〜。

ハンナが文字を独学し始めるところは感動的でした。


| | Comments (0)

2009.06.18

□ハゲタカ

テレビドラマからのファンとしては、満足いたしました。

ハゲタカことファンドマネジャーの鷲津以下、懐かしいメンバーはそのままに、(松田龍平が旅館を継いでいるのも、嬉しい限り。)中国政府の命を受けた赤いハゲタカ劉一華が登場。

この玉山鉄二はいいですね。ドラマで鷲津が登場した時と同じくらいのインパクトがあった。
あと、自動車メーカーの派遣の青年を演じた役者もよかったな。

劉と青年の金をめぐってのやりとりは秀逸でした。

| | Comments (0)

2009.06.10

■瀕死の双六問屋 忌野清志郎 小学館文庫

すごいな。やっぱり清志郎はすごいわ。
10年ほど前にTVBrosに連載されていたエッセイ(のようなもの?)をまとめた本なのだけど、文章が気持ちいい。小気味いい。リズムが素晴らしいのね。短い言葉が積み重ねられて、そのまんま、歌詞になりそうだ、とうか、音楽だ。清志郎の存在が肉体が音楽であることがわかる。

文庫版が発売されたのは、丁度2年前。清志郎がガンだとわかったあとだったようだ。文庫版にむけてあとがきを書いている。その頃は、一度復活して元気に自転車にのって、ライブでも歌っていたようだ。「死んでないという事実」と、清志郎は書いている。 

でも、本当に清志郎は死んでいないと思う。月並みな言い方だけど、清志郎の歌は、ずっと心に生きている。

タイトルを見た時、町田康を連想したんだけど、なんと、その町田康が解説を書いていた。考えてみたら、こちらもまた、独特の文体リズムを持っている人だし。のたくった長文が面白い。

| | Comments (0)

2009.06.07

うーん

ちょっと過去の感想を読み返していたら、わたし「うーん」ばっかりいってるねえ。(笑)

| | Comments (0)

■告白 湊かなえ

昨年話題だった本ですが。

うーん。
これって、どうなの? 
なんか、以前「そして粛清の扉を」(だっけ?)を読んだ時のような、あきれた感じを思い出した。
登場人物の少年Aのように小器用に書きましたってだけ駄。

同じタイトルでも町田康の「告白」とえらい違いだ…。

| | Comments (0)

2009.06.05

■ローマ亡き後の地中海世界 上下 塩野七生 新潮社

ローマ帝国が崩壊した後は、中世と呼ばれる時代。
中世から近世までの約1000年は、海賊たちの時代だったのですね。

この時代は、海賊たちがイスラム教布教の旗頭をたてて、地中海を荒らしていたというのに驚きました。(無知でした)それで、海賊装束にターバンが欠かせないのか、と納得。
もちろん、イスラム教徒ばかりが海賊というわけではないのだけれど。

海賊にとらわれたキリスト教徒を取り戻しに十字軍が結成されたとか。そういえばそうだったのか。

一神教がイヤというより、神を利用して統治するというシステムが私は嫌だ。
だから一時シチリア島でイスラム教とキリスト教が共存していたという逸話には、感動を覚えました。

実は、ローマ人シリーズ以外、塩野さんの本は読んだことがなかった。
さっそく「海の都の物語」を読むことにします。

| | Comments (0)

« May 2009 | Main | July 2009 »