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2009.02.23

■チェーン・ポイズン 本多孝好  新潮社

本多孝好さん、初読みです。同僚が貸してくれました。

誰にも愛されず、求められず、孤独に暮らす30代のOL。まるで死んだように生きている自分の人生に絶望し、自殺を決意する。そこへある人物が現れ、一年待てば、楽に死ねるから、それまで待てと説得されるのです。一年後、自殺したあるOLに興味を引かれた週刊誌の記者が、自殺の背景を探り始める。OLのその後の一年の生活と、記者によるOL像が、それぞれの交互に語られます。

面白かったです。ミステリーという意識がなく読んでいたので、最終的に「ああ」そういうことね。と驚きましたが、嫌な気分はなく、むしろ祝福したい気持ちになりました。
同種の仕掛けの「葉桜の季節君を想う」とか「イニシエーション・ラブ」は、仕掛けのための仕掛けという感じで、肝心のストーリーに共感できなかったのですが、こちらは主人公の心の変遷がしっかり描けていて、よいんですね。

他の作品も読んでみたいと思います。

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