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2009.02.05

□CHE 39歳 別れの手紙

28歳でキューバ革命に成功したゲバラは、39歳の時、ボリビアの反政府勢力を支援するために、家族を置いて旅立つのだった。盟友カストロに「別れの手紙」を残して。

冒頭、カストロがこの手紙を、朗読するところから始まります。「世界にはわたしの力を必要としている人がいる」。
変装をしてボリビアに渡るゲバラ。その変装のままで家族とも最後の夜を過ごすのです。

映画自体は28歳と同じく、淡々とゲリラ戦が描かれていくドキュメンタリータッチなのだけど、キューバ革命から10年以上。ボリビアとキューバでは国状も違うし、時代も変わってきている。1964年 東京オリンピックの年です。

ゲリラ軍は、一般農民からの支持があまり受けられないうえ、政府軍のアメリカの指導を受けた巧妙な戦術の前に、次々と仲間を失っていくのですね。
食料も不足しがちで、時に苛立ちを隠せないゲバラの姿も描かれます。
結果はわかっているから、見ているとつらいですね。

捕えられ、見張りの兵士とかわす会話が、ゲバラという人を最もよく表しています。
「神を信じるのか?」「私は、人間を信じている」
くーっ。(涙)

ラスト。一瞬、若い時のゲバラが映し出され、タイトルロールへ。
スペイン語の歌が流れるのだけど、その曲が終わったあとは、無音のまま、クレジットがえんえん流れます。
この無音にしたところが、過剰な演出を避け、ゲバラをカリスマやヒーローに仕立てなかった、この映画らしく、とてもよかったです。


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