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2008.08.08

□クライマーズ・ハイ

うわー。やっぱり原田監督って、男だらけの話はうまいわ。 今度から男が10人以上出てくる映画のみ見に行くことにしよう。暑苦しいけど。

映画になってみると、原作は、それほど分厚い本でもなかったけどエピソードがてんこもりだったことがわかる。これを2時間半にまとめた手際はお見事だったのでは? 
ただ、一応原作を読んでいるから分かったけど、知らない人にももうひとつ意味不明のシーンやセリフなどがあったかもしれない。福田ー中曽根の花輪を一面に掲載するところとか、オオクボ・レンセキ(大久保清事件と連合赤軍事件のこと)といった略語。20年以上も前のことだけに、知らない観客もいるんじゃないかと。

現代の山登りのシーンが時折差し挟まれるのは原作通りだけど、堤真一があんまり老けて見えないので、何年後のことなのかわかりにくい。こういう特殊メイクにこそ、しっかりとお金をかけるべきなんじゃないか。舞台の老けメイクみたいに、単にドーラン塗ってるだけのように見えるよ。
山登りの部分が不要に見えてしまうくらい、事件当時の新聞社内の部分が面白いんだけど、そうなるとタイトルの「クライマーズ・ハイ」の意味が分からないからねえ。

キャスティングもはまっていた。あまりTVドラマなどでお馴染みじゃない人が多かったのが余計によかった。
役者では堺雅人が見せた、凄みのある目つきが印象に残った。
そして、男くさい中、紅一点女性記者小野真千子さんがよかった。

原田映画のセリフ、聞き取りにくいという声もよく聞くけど、このぼそぼそ感のあるセリフがわたしは結構好きなのだ。

しかし、最後のニュージーランドはどうなの? 
単にニュージーランドロケに行きたかったからじゃないの?
と突っ込みたくなりましたね。あれは余分。

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