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2008.08.26

□ダークナイト

巷では大絶賛なんですよね。
ノーラン版バットマンは「バットマン ビギンズ」がかなり楽しめたので、期待してたんですが。
今回、わたしは正直あんまり面白くありませんでした・・・。きっと私の理解力および感受性が低いのでしょう。

何でかな、とずっと考えているのですが。
わたしはバットマンのことはよく知らなかったのですが、ヒーローものによくある「超人」ではなく、普通の人間が、身体を鍛え、最新の技術を搭載した車やコスチュームをまとうことによって、超人並みの活躍をするというのが特徴なのだと「ビギンズ」を見て理解してました。
バットマンは人間なので、迷い、悩みもあると。腐敗した街を救うために決意してバットマンになる、その誕生物語を楽しんだのです。

ところがですね、今回のお話はですね、主役はジョーカー。こちらにもきっと、リアリティを与えようとするあまり、ジョーカーのコミック的特徴が「狂気」へスライドしちゃったような気がします。タイトルに「バットマン」という名前を載せず、広告のビジュアルもジョーカー中心になっていることから、メインのテーマはバットマンではなく「狂気のジョーカー」になってしまった。確かにヒース・レジャー扮するジョーカーは不気味さは漂わせているけれども、バットマンに対峙する「悪」という凄みがなくて、単に個の狂気という風に見えてしまった。要はキレちゃった若者を演じてるように見える。
ヒース・レジャーの遺作とはいえ、ジョーカーが褒められすぎって、気がします。

むしろ、見ていなかった、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーの出るバートン版「バットマン」を見てみたくなりました。

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