« ■百年の誤読 海外文学編 岡野宏文×豊崎由美 アスペクト | Main | ■消えたカラヴァッジョ  ジョナサ・ハー 岩波書店 »

2008.03.28

■北東の大地、逃亡の西 スコット・ウォルヴン 早川ポケットミステリ

いやー。すごくよかった。私はとても好きです。

とはいえ、ストーリー自体はとても暗いというか、やりきれなさが漂います。 
14作品をおさめた短編集なのですが、どれも負け犬の男たちの物語といっていいでしょう。

囚人や逃亡者、密告者といった登場人物。他人と関わらず、孤独をかかえて生きる男たち。

「虎」という作品の中で
死とは生きていないことだと言われているが、死はいつでもどこにでもいる。死は死なない。
という文が出てくるけれど、こういう、死生観が全編を覆っています。

貸してくださった小太郎さんに感謝。

|

« ■百年の誤読 海外文学編 岡野宏文×豊崎由美 アスペクト | Main | ■消えたカラヴァッジョ  ジョナサ・ハー 岩波書店 »

Comments

あれ?紫野さんところのブログって前からコメントつけられましたっけ?
「北東の大地、逃亡の西」、ヨカッタですか?お気に召されてよかったです。

Posted by: 小太郎 | 2008.04.02 at 09:22 PM

小太郎さん。ひゃー。お返事遅くなってすみません。
コメント機能つけることにしたんですが、すっかり忘れていました。

わたしは、非常に面白く読みました。暗いので、好き嫌いは分かれるかもですねー。この方の次作品楽しみです。

Posted by: purplefield | 2008.05.30 at 12:58 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ■百年の誤読 海外文学編 岡野宏文×豊崎由美 アスペクト | Main | ■消えたカラヴァッジョ  ジョナサ・ハー 岩波書店 »