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2007.12.09

□オール・ザ・キングズメン

「すべて王の民」だっけ? ウォーターゲイト事件の頃、よく引き合いに出されていたタイトルだった。

結構楽しみにして見たんだけど。
うーん。わかった。私はショーン・ペンの顔がきらいだ。 考えてみたらショーン・ペンの映画って見たことなかったんだけど。きっと、潜在意識で敬遠していたんだ。 
動いてしゃべっている彼の顔を見ているだけで、なんか嫌な気持ちになるし、おまけに大げさな演説もすごく嫌だったんで(それに反してジュード・ロウは非常に静かな演技でよいのだけど)それを打ち消してしまうほど、ペンの演技が好きになれない。ま、これは個人的な趣味の問題なので、お好きな方、気を悪くされませぬよう。

これでは個人的嫌悪だけのあんまりな感想なのだけど、脚本にもすごく無理があるというか。
ショーン・ペン扮する公務員が、市の不正を暴くことで貧困層の支持を集め知事に当選。しかし次第に彼自身も汚職や女性スキャンダルにまみれていくのだった。公務員時代から、ペンを知っている新聞記者がジュード・ロウ。彼はペンと敵対する上流階級出身なのだけど、ペンに協力し、弾劾にかけられるペンのためにロウが個人的に親しくしていた判事を脅迫することになる。しかしその結果は・・・・。

実は、どっちかっていうと、ジュード・ロウの恋愛話とかがかなり大きなウェイトを占めていて彼が主人公のような展開で、むしろペンが狂言回しみたいになっている。しかも、清廉なペンが汚職や女性問題でどんどん人が変わっていくという過程が、もひとつ描けていなくて、すごく唐突。(というか、わたしはペンが初っ端からうさんくさいやつにしか見えないから、変節にも思えないんだけど)。ここらへんの過程が描かれていないと、映画として意味があんのかと、問いたくなりますね。
ジュード・ロウの元恋人がケイト・ウィンスレットで、後ペンの愛人になるんだけど、彼女の気持ちもよくわからんというか説明不足なんだよ。

なんか、見終わって、へ〜〜〜、だから何なのよ!!!! って大脱力してしまったわ。

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