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2007.10.16

□リトル・ミス・サンシャイン

確かアラン・アーキンがアカデミー賞助演男優賞をとったのだっけ。家族のロードムービーというのはちょっと変わっているかもしれない。

家族のメンバーはかなりクセがあるキャラクター。じーちゃんは、老人ホームを追い出されたかなり過激な人物。父はなんだかあやしげな「9段階プログラム」というサクセスプログラムを考案しているけど、本人はサクセスできてない、やたらポジティブ人間。そして息子は飛行士になりたいと誓いをたてて、半年以上もしゃべらない。娘はまだ10歳くらいで、子供ミスコン「ミス・リトルサンシャイン」に出場。母だけは、まだ普通に見えるのだけど、実は彼女の兄も問題を抱えている。プルースト研究の第一人者なのだけど、ゲイで同僚に彼氏をとられたうえ、業績も追い越され自殺未遂のあげく妹のところに引き取られているのだ。
この6人が娘のコンテストのために、カリフォルニアまで車で出発するのだけど、車の故障はじめさまざまなトラブルの連続。ついにはじいちゃんまでが! 果たしてコンテストに参加できるのか、そして彼女は優勝するのか・・・。

しかしミスコンのグロテスクさがよ〜くわかりますよ。出てくる少女たちはなんていうか、異形って感じがする。
でも最後の娘のダンスシーンはちょっと、涙もので、しかも笑えました。
かなーりバラバラの家族だったけど、ちょっぴり絆が深まっていく。100%のハッピーではないけれど、ほわんと「よかった」と思える映画でした。


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