« □リトル・ミス・サンシャイン | Main | ■秘められた貌  R.B・パーカー 早川書房 »

2007.10.19

■讃歌  篠田節子

久々に篠田さんの本を読みました。彼女得意の「音楽もの」。

天才少女バイオリニストは、留学先での事故の後遺症で長らく隠遁生活を続けいていた。しかしあるきっかけによりヴィオラ奏者に転向。施設や教会などでボランティで演奏活動を続け、人々に癒しを届けている。
あるTVプロダクションのディレクターが偶然この演奏を聴き、感動し、ドキュメンタリー番組として放送されるやいなや大反響。一躍時の人となる・・・。

テレビでドラマティックな半生が紹介され、話題になったクラシック音楽家とえば、フジコ・ヘミングが思いだされるけど。

それにしても篠田さんはストーリテリングがうまくて、二転三転するストーリーに思わず一気読みしてしまった。主人公のとらえどころのないようでいて、したたかなキャラクター。マスコミの反応のベタさ(持ち上げるかと思えばいきなりバッシング)もお約束。

人を感動させる芸術は、技術か、それとも情緒なのか。


|

« □リトル・ミス・サンシャイン | Main | ■秘められた貌  R.B・パーカー 早川書房 »