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2007.07.12

■ハル、ハル、ハル 古川日出男 河出書房新社

うーん、古川日出男はどこへいくつもりなのか?
 大大傑作「ベルカ吠えないのか」以降、なんだかもうひとつ。

先日ファンタジーっぽい「僕たちは歩かない」を読んだけど、今度は打って変わって激しい。

3つの短編集で表題作「ハル、ハル、ハル」他 「スローモーション」「8ドッグズ」の2作。
なんだか実験小説の趣です。
それでもまだ「ハル、ハル、ハル」と「スローモーション」は途中までわりと面白いんだけど、
「8ドッグズ」は、どう読んでいいのかわかりませぬ。

とにかく、数字へのこだわりは以前からすごかったような気がするけど、8ドッグズ=八犬伝だよ(^^;)のは病的な感じがしました。ちょっと躁状態です。 友人に躁鬱病の人がいて、その人の「躁」状態の時に話していると、言葉があふれながら壊れて行く感じなんです。 そのことを思い起こさせた。

古川氏自身、2005年11月で新しい階梯に入ったそうです。と本人の後書きコメントがあります。「生きている文章」と書いていますが、うーん、本当に生きているかなあ。

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