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2007.06.15

■アーサー王物語 I ・II  筑摩書房

えーと全5巻のうち2巻読みました。

完訳、ビアズリーの挿絵付きというのでワクワクしながら読み始めたんだけど。

1巻目の感想はえええ〜! こんな展開なのぉ? なんていうか、心理描写がないんですね、この時代の物語って。まさしく物語であって、出来事がえんえんと連なっているだけ。しかもただ騎士同士が戦い、時に魔法にかけられ、時に裏切り、恋をし・・・なんだけど特に恋をするのに心理描写がないので、もう短絡的にもほどがありますぜ。(^_^;
全巻読めるのか、不安・・・・というものだったのですが、とりあえずトリスタンとイゾルデの物語は確認したかったので、頑張ってIIに取りかかりました。

で、II はちょっとマシです。 会話が多くなって、少しは登場人物の感情が表現されるようになってます。(とはいえ、ものすごく訳が硬くて、ちょっと笑っちゃいそう)
しかし、この時代の人々の行動原理がよくわかりません。

しょっぱなはボーメインって騎士が出てくるんだけど、身分を隠してアーサー王のもとへ往き「一年間、腹一杯食べさせてくれ」と願うのね。一年後、アーサー王に悪人を退治してほしいと助けを求めてきた乙女の要請に志願して冒険に出かける、という話。 実はボーメイン、円卓の騎士の中でも有名人のひとりであるガウェインと兄弟なのだけど、身分を隠す理由も、しかも兄のガウェインは、ずっと側にいるのに弟であることに全く気づかないというのが謎なんだよなー。
乙女と冒険に出かける道中、乙女はひたすらボーメインをののしり続けてるのが可笑しい。ボーメインは「きれいな手」という意味で、本名を名乗らない彼にこんなあだ名をつけたのがケイ卿。この人はアーサー王の一番古い家臣だけど、かなりおっちょこちょいな言動で、苦笑してしまう。

いや、なんだか、だんだんハマってきたような・・・。 というか、久しぶりにとても長い文を書いてるなあ。

まあ、ボーメインの物語はかなりのハッピーエンドで終るのだけど、トリスタンとイゾルデのストーリーは次巻に続き。途中、気がふれたトリスタンが裸で村を駆け回っているエピソードとか、こちらも笑えます。(いや、そういう物語ではないんだけど・・・)

つづく・・・・。

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