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2007.04.09

■ローマ人の物語 XV ローマ帝国の終焉 塩野七生 新潮社

・読み始める前に
ローマ人の物語もついに最終巻となった。
第一巻を手にしたのは13年前ということになるのです。年1冊の刊行と聞いて、なんて遠い先のこと、と思ったものですが、本当に月日はあっという間にすぎていきますね。しみじみ。

・途中の感想
ローマ帝国滅亡までのカウントダウン。まだ途中なのですが、歴史で習った「ゲルマン民族大移動」が始まっています。頼りにならない皇帝の後見人であったスティリコがローマを守るために孤軍奮闘するも、ローマの無気力とスティリコに対する無理解により、ローマ帝国自体がどんどん窮地に追い詰められていくのを見るのが哀しい。

・読み終わって
1500年に渡る西ローマ帝国の滅亡が、これほどあっけなかったとは・・・・。おごれるものひさしからずや。
ローマ帝国滅亡の理由には、やはりキリスト教も大きな要因となっているのですね。征服した土地の宗教も認めて融和を計る大らかなローマ帝国の政策も多神教だったからこそ。皇帝も神授されたものとして絶対権力者へと変貌していき、本来の文武に優れた、国の統率者という本質が失われていくのです。
西ローマ帝国滅亡後も東ローマ帝国=ビザンチン帝国は続いていくわけですが、もうほとんどオリエント専制君主制度なんで、ローマの志なんてみじんもありません。

ああ、とにかく塩野七生さま。お疲れさまでございましたと、感謝いたしたいです。

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