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April 2007

2007.04.29

□クイーン

ダイアナ元妃の事故死をめぐって、ゆれる英王室の一週間を描いた作品。ヘレン・ミレンがエリザベス女王に扮し、アカデミー主演女優賞を受賞。
いやー、噂にたがわず、ヘレン・ミレンの女王様ぶりが堂にいっております。
王室の日常生活ってこんなの? 下世話にも見入っちゃいます。女王様は自分でレンジローバーを運転しちゃう。すごく行動的なのだ。

ブレア首相も、就任当時はなんか溌剌としてたよなー。
引退表明しちゃった今は・・・。

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2007.04.23

■姿の消し方 池内紀 集英社

幻想人物コレクション という副題がついています。有名無名に関わらず、どこか気になる人物を集めた人間コレクション。
例えば、18世紀末のウィーンの落書き魔。至ところに自分のサインを残して去っていった男は真面目な小官吏だったとか・・・。
池内さんのそれぞれの人物に対する視線が温かい。

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2007.04.18

■純棘 五條瑛 双葉社

なにげーに読んでいたらすでに6巻目になっていたのですね。丁度折り返しというわけで、いよいよ動き始めた感がありますね。

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2007.04.17

■Ba-bah 橋本治 筑摩書房

橋本治の小説を読むのは久しぶりです。短編集で、表題の作品だけは10年くらい前のものでちょと雰囲気が違います。

特に面白かったのは「組長のはまったガンダム」前・後編。
じつはガンダムって全然知らなかったの。これでよくわかりました。

その他やっぱり一人称の「語り」ものはうまいなあと、感服。
女子高生はお手の物だし、離婚に至る経緯を語りおろす青年には、心から同情を禁じ得ない。

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2007.04.09

■ローマ人の物語 XV ローマ帝国の終焉 塩野七生 新潮社

・読み始める前に
ローマ人の物語もついに最終巻となった。
第一巻を手にしたのは13年前ということになるのです。年1冊の刊行と聞いて、なんて遠い先のこと、と思ったものですが、本当に月日はあっという間にすぎていきますね。しみじみ。

・途中の感想
ローマ帝国滅亡までのカウントダウン。まだ途中なのですが、歴史で習った「ゲルマン民族大移動」が始まっています。頼りにならない皇帝の後見人であったスティリコがローマを守るために孤軍奮闘するも、ローマの無気力とスティリコに対する無理解により、ローマ帝国自体がどんどん窮地に追い詰められていくのを見るのが哀しい。

・読み終わって
1500年に渡る西ローマ帝国の滅亡が、これほどあっけなかったとは・・・・。おごれるものひさしからずや。
ローマ帝国滅亡の理由には、やはりキリスト教も大きな要因となっているのですね。征服した土地の宗教も認めて融和を計る大らかなローマ帝国の政策も多神教だったからこそ。皇帝も神授されたものとして絶対権力者へと変貌していき、本来の文武に優れた、国の統率者という本質が失われていくのです。
西ローマ帝国滅亡後も東ローマ帝国=ビザンチン帝国は続いていくわけですが、もうほとんどオリエント専制君主制度なんで、ローマの志なんてみじんもありません。

ああ、とにかく塩野七生さま。お疲れさまでございましたと、感謝いたしたいです。

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