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October 2006

2006.10.26

■盗作 伊藤たかみ 河出書房新社

芥川賞受賞したんでしたっけ、この作家さん。図書館にコーナーが出来てたので旧作ですが、初めて読んでみました。
推理作家の「僕」は自殺した友人の彼女と一緒に、自殺の謎を探り始める。友人が残した手がかりは「ビートルズ」の「アビイ・ロード」。しかし次第に自分の存在自体も夢なのか現実なのか覚束ない状況に絡めとられていく・・・。
なんか、初期のポール・オースターみたいな感じがしましたよ。

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2006.10.24

□ブラックダリア

見てきました〜。 前半はちょっと退屈か。後半の展開からはかなりスピードアップして怒濤の展開というか、今度ははしょりすぎ・・・かも。 カメラワークなどは、いかにもデ・パルマでしたけどね。
ダリア役の子は可愛い。ヒラリー・スワンクがなあ・・・・。

レディスデーだったとはいえ、10人ほどの観客が全部女性だったのには驚きでした。

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2006.10.23

■プラダを着た悪魔

映画化で話題の小説。ファッション雑誌の編集部で編集長のアシスタントとして働き始めた女の子。誰もが憧れる仕事なのに、上司のミランダは実行不可能な命令を次々下す、悪魔のような女性だった・・。話は予想できるものの、こういう話はディテールが楽しいのだ・・・と思って読み始めたけど、意外とつまらないのね。何より、主人公のアンドレアが、全然ファッションが好きじゃない。ファッション人種を馬鹿にしているの。自分はニューヨーカーで働きたいインテリ!って。 
仕事もただ、ミランダのプライベートの難題を片付けることに終始して、編集の現場はほとんど出てこない。デザイナーの名前とアイテムが出てくるだけ。そして、一番ダメダメと思うのはなぜミランダが「悪魔」になったのか、よくわからないところ。それこそ、興味深いところなんだけど。
かといって、アンドレアの恋愛と友情話も中途半端。そんなわけで、ラストもこれでいいのか?て感じ。あまりスカッとしないんだよねー。
こういう系統のお話なら「買い物中毒のひそかな夢と欲望」(^_^;とそのシリーズ「レベッカのお買い物日記」の方が数倍楽しい。レベッカのお洋服への愛がひしひしと感じられるもの。

でも映画は見たいんだよね。メリル・ストリープの悪魔ぶりが楽しみなんだ。

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2006.10.17

■ナイト・ホークス   マイクル・コナリー

なんと。読んでいませんでした。ハリー・ボッシュのデビュー作だったのに。
エレノアとの出会いも描かれていたのですねえ。

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2006.10.16

□クラッシュ

うーん。よく出来た、出来すぎた脚本。でもどうしてだかあんまり好きになれない・・・・。
いくつかのエピソードは素晴らしいんだけど。「天使のマント」はよかったね。

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2006.10.08

■カポーティ

うーん。期待していたほどではなかったなあ・・・。 カポーティについては伝記を読んでいたから、正直言って新しい発見はなかったので。
(隣のおじさん、途中で爆睡。いびきかいてたよ〜)。

全然関係ないけどクリス ・ クーパーと國村隼って似てるよね。

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2006.10.05

□フラガール

齢70を超えて、フラダンスを習い始めた母が見たい!と熱望され、行ってまいりました。結論。よかったです。
正直、感動しました。泣けました。あざとい、ことはなかったです。むしろ抑制された演出だったと思います。

そして役者たちが素晴らしかった。
特に松雪泰子、蒼井優の踊りに非常に説得力があるのです。松雪泰子は炭坑の女の子たちが「先生みたいになりたい!」と憧れるに足る魅力を発揮していたし、蒼井優の練習風景は、反対していた母の心を変えるだけの力がありました。そして、クライマックスのステージのメンバーの踊り、蒼井のソロの迫力。 ダンスの力強さが圧巻でした。
しずちゃんも、いい味だしてたよ。

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2006.10.02

■わたしを離さないで カズオ・イシグロ 早川書房

優秀な介護人であるキャシーは、自分が生まれ育った施設のこと、そして一緒に育った仲間たちのことを語り始める。しかし、彼女が淡々と細かにその施設のことを語るほどに、奇妙な気持ちになってくるのです。
一体この施設は何の目的で、そして子供たちはどうしてここで育てられているのか?   驚愕の事実が明らかになります。

この真摯で饒舌な語り手によるちょっとゆがんだ世界の表出というのは「日の名残り」の手法と同じで、「日の名残り」は哀しみの中におかしさがあったけど、こちらは純粋に悲しいのね。
とはいえ「人は何のために生まれてきたのか」というテーマを純粋に突き詰めた物語であります。

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