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2006.09.13

□トランスアメリカ

これはよかった〜。アメリカ映画の伝統技とも言えるロードムービーの新たなる傑作ですよ。
性同一性障害の男性スタンレーは現在は外見は女性ブリーとしてLAで暮らしている。手術の日も決まり、晴れて、身も心も女性として生きられるのだ。そこへ突然のNYから電話が。過去に一度だけ女性と結ばれた時に生まれた息子が、逮捕されたという・・・。彼を引き取りにNYに向かったブリーは、彼女のことを協会のボランティアと思い込んでいる息子と手術のためにLAに戻るための旅を始めるのだった。

いやあ、何がすごいって、このブリーの役を女性が演じているということ。どう見ても女装したおじさんにしか見えないのよ。素顔はかっこいいおばさんのフェリシティ・ハフマンさん。すごすぎです。
息子トビーを演じるケヴィン・ゼガーズがまた、可愛くてかっこいいです。
ブリーの家族も強烈。そして、旅の途中で合うネイティブ・アメリカンのおじさんカルヴィンもとてもいい味。

こういうデリケートな性の問題はコメディになるか、妙に悲壮になるかなんだけど、非常に抑制がきいた品のある映画でした。ブリーとカルヴィンの関係や、エンディングのさりげなさがよかったなあ。

タイトルロールで流れるドリー・パートンの歌! トラヴェリングなんとか〜♪という曲も必聴です。

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