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2006.08.10

■うらなり 小林信彦 文芸春秋

「坊ちゃん」の登場人物のひとり「うらなり」。さえない英語教師だけど、マドンナの婚約者。でも赤シャツにマドンナを横取りされてしまう・・・というようなことはなんとなく覚えている。
で、小林信彦さんが、この「うらなり」の視点から「坊ちゃん」での出来事および、その後のうらなり氏の人生を描く。
『“うらなり”が見た人生の真実。明治、大正、昭和を生きた ひとりの知識人の肖像を卓抜な着想と滋味あふれる文章で描き出した著者渾身の小さな大 傑作』 
と帯に書かれてるんだけど、確かに『卓抜な着想』ではあると思うけど、正直『滋味』は感じられなくて単に『地味』な印象しかありませんでした・・・。

うらなり氏は、赤シャツおよび校長の策略で九州に飛ばされたんですが、小林作品ではその後、姫路に赴任していることになっています。うらなり氏は姫路に妙になじんでいるのですが、彼の人柄と姫路という土地の地味さを重ねられているようで、姫路出身者としては、あんまり嬉しくなかったです・・・。ハイ。

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