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August 2006

2006.08.30

■ミーナの行進 小川洋子 中央公論社

またも小川洋子さんによって美しいお話が紡ぎ出されたなあと思った。
小川さんの小説を読んだあとは、いつも心のすみの小さな宝箱にしまっておきたいような思いにかられるのだけど、この本では実際、主人公のミーナがマッチ箱の中にお話をひそませているのだ。

中学生の朋子は岡山から芦屋の親戚宅に預けられる。フレッシーという飲料水メーカーの社長一家である親戚宅は広大な洋館にドイツ人のおばあちゃん、伯父、伯母、家政婦さん庭師そしていとこのミーナが住んでいた。
さらに元私設動物園の生き残りのコビトカバ、ポチ子が・・・。
ぜんそくで病気がちだけど、芯の通った美しい少女。彼女は誰よりも上手にマッチを灯すことができた。そして集めたマッチ箱のイラストに相応しい物語を作り続けていたのだった。

入学式、夏休み、クリスマス、ミュンヘンオリンピック、朋子と図書館のお兄さんの初恋。朋子とほぼ同世代のわたしは昭和40年代空気が懐かしい。

このか細く、あやういミーナとその家族が、平穏に過ごし、そしてミーナと朋子がそれぞれに相応しい職業についていたエピローグにほっとしました。

装丁、挿画の素晴らしさもまた特筆に価いします。ポチ子のaufwiedersehenには涙します。

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2006.08.28

□プルートで朝食を

★★★★

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2006.08.16

□ゆれる

よかった。こういう話とは思ってなかったので、緊張感あふれるストーリー展開に驚き。
香川照之、オダギリジョーほか、役者陣も素晴らしい。

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2006.08.10

■うらなり 小林信彦 文芸春秋

「坊ちゃん」の登場人物のひとり「うらなり」。さえない英語教師だけど、マドンナの婚約者。でも赤シャツにマドンナを横取りされてしまう・・・というようなことはなんとなく覚えている。
で、小林信彦さんが、この「うらなり」の視点から「坊ちゃん」での出来事および、その後のうらなり氏の人生を描く。
『“うらなり”が見た人生の真実。明治、大正、昭和を生きた ひとりの知識人の肖像を卓抜な着想と滋味あふれる文章で描き出した著者渾身の小さな大 傑作』 
と帯に書かれてるんだけど、確かに『卓抜な着想』ではあると思うけど、正直『滋味』は感じられなくて単に『地味』な印象しかありませんでした・・・。

うらなり氏は、赤シャツおよび校長の策略で九州に飛ばされたんですが、小林作品ではその後、姫路に赴任していることになっています。うらなり氏は姫路に妙になじんでいるのですが、彼の人柄と姫路という土地の地味さを重ねられているようで、姫路出身者としては、あんまり嬉しくなかったです・・・。ハイ。

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□パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

うーん。今回はあんまり面白くありませんよ。
敵役になるデイビィ・ジョーンズはタコののお化けみたいで、気持ち悪いの。あれって、ビル・ナイって、ぜんぜんわからないよね。手下たちも気持ち悪い魚のお化けでグチョグチョしててイヤ。 (1のガイコツたちは好きだったのだけど) で、アクションといっても、巨大タコとの戦いなので、まるでパニック映画みたいで、何か違うと。
どーーーもわたしは巨大タコ的なものが好きじゃないみたい(スパイダーマン2の敵キャラのタコにも魅力を感じなかった)

多分、これではDVDも買う気になれないなあ。
完結編としてパート3には期待します。

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2006.08.09

■lady,GO 桂望実 幻冬舍

キャバクラのシステムがよくわかりました。

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2006.08.06

□ライフ・イズ・ミラクル

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2006.08.04

□イン・ハー・シューズ

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