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2006.06.25

■百間先生 月を踏む 久世光彦 朝日新聞社

久世光彦さんの遺作。思えば初めて読んだ久世作品は「一九三四冬ー乱歩 」。これも本作と同様、小説家を主人公に作中小説をちりばめるという構成で「梔子姫」の出来の素晴らしさに感動したものでした。
「月を踏む」の百間の作品として書かれた掌編たちも、不思議な百間ワールドを見事に再現していると同時に、久世さんらしさもぷんぷん香っています。未完なのが本当に残念。
久世さんの美しい文章にうっとりしてしまうのですが、もう読めないのかと思うと寂しいです。

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