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January 2006

2006.01.26

■バスジャック 三崎亜紀 集英社

「となり町戦争」面白かったけど、もうひとつ何がやりたいのかよくわからなかった三崎さん。
これは短編集で超短編から中編まで長さもタイプもさまざま。
「二階扉をつけてください」「バスジャック」「動物園」は彼女の才気を感じます。
とくに「動物園」の発想には脱帽です。
「送りの夏」もよかったなあ。実はこの人の持ち味はこれなのかな?

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■リピート 乾くるみ 文芸春秋

10カ月前の自分に戻れるタイムトラベルに招待された9人。しかし彼らは新しい世界で次々と死んでいくのだ・・・。
ううーーん。好きじゃないよーー。コレ。
ところでこの人々、どうして携帯電話を持っていないのでしょうか? 
互いに連絡しあう時、携帯のほうが便利なんでは? 

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2006.01.14

■暗く聖なる夜 マイクル・コナリー

警察を辞めてしまったボッシュは何だかちょっと、いつもと勝手が違う。
探偵というのはやっぱ違うだろ・・。

犯人との銃撃戦の顛末は特にいただけません。あれはないだろう・・・・。

今回はちょっと期待外れでございました。

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2006.01.11

●勇気凛々 沢田研二コンサート at 大阪フェスティバルホール

恒例の正月コンサート。大阪はまた平日なので、行けるかどうかわからん・・とチケットは取らなかった。当日狙いで行ってみたところ、譲ってくださる方がいて、結構いい席で見ることができた。一番端。この場所は結構いいかも。正面より、斜めから見る方が。

1曲目から総立ちコンサートというのも恒例なのだけど、今回は1・2曲目が新曲で、座って鑑賞。なんかこれでもよいかもね、と思っていたらcome on!! come on!!大好きなアルバム「REALLY LOVE YA!!」の曲で、かなり嬉しい。
「確信」という歌も曲は妙にチャラチャラしているのだけど、サビの部分がこんな歌詞。
ちょこっと引用すると「あの頃の生き方は 生き急いだヒーロー、誰もが後へ続く ズタズタにされても」
ここにはグッときてしまいます。

後半はノリのよい曲が続き、楽しめました。
大体いつも神懸かり歌ってのがあって、本日は誰もがご存じ「時のすぎゆくままに」。アンコールのしかも一番最後で、衣装が水色とピンクの柄つきジャージ(?)。その格好で歌うのはヤメテくれ・・と思ったのもつかの間、歌い始めるとオーラが出ておりました。変な衣装が気にならない。楽曲のパワーだなあ。
歌い終わった途端、オーラが消えてしまったような・・・。

付記 1/15
「ACT シリーズ サルバドール・ダリ」
コンサートでこのDVDを購入して、さっき、ざっと見ました。
ACTシリーズというのは沢田さんが1989年から10年間続けていた音楽劇です。
ボリス・ヴィアン、ニーノロータ、ピアフ、プレスリーなどの有名人の人生を歌と芝居で演じます。
ニーノ・ロータだけ生で見たことがあったのですが、このころはちょっと方向性が理解できなくてこれ以降、離れてしまってた。
で、DVDで再発された第3作目の「ダリ」を見てみました。
いや〜。ゾクソクします。
最初、仮面をかぶって登場するんですが、マスクを脱ぎ捨てた時の表情といったら!
なんていうか、傲岸不遜な表情で、客席を睥睨するんです。
こういう表情がやっぱりいいんですねえ。

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2006.01.02

2005年ベスト10

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年読んだのは80冊とちょっと。感想をアップしてないものも、結構ありました。
前半は古川日出男をかなりまとめて読みました。彼の小説世界の構築力はすごいなあと思いましたが、もうひとつ、コレってところがなかったのですが「ベルカ、吠えないのか?」にはまいりました。素晴らしいです。

荻原浩もまとめて読みました。ずいぶん昔に「噂」を読んだことがあったけれどほとんど、初体験。デビュー作の「オロロ畑」系の人情コメディはそれなりに楽しめましたが、最近2年ほどの作品はどれも標準以上に面白いです。「明日への記憶」が評判よかったですが、わたしは「神様からのひと言」と「僕たちの戦争」を推します。

桐野夏生は「残虐記」は実際の事件を元に彼女の想像力をいかんなく発揮した作品。「事実と真実」は違うのだという彼女の小説感が詰まっている。「グロテスク」よりもよいと思う。でもさらによかったのは「魂萌え!」だった。普通の60歳になる主婦の物語が、これほどわくわくするとは。

町田康「告白」
昨年は、もう、これがあったから、いいやというくらい凄い凄い作品だった。「パンク侍」を読んだ時、この人はどこへいくのかなあと思ったら、これが答えでした。

柴田よしきは昨年の後半からかなり読みました。同世代なので、なんか通じるものがあるんですね。RICO〜練シリーズの集大成「聖なる黒夜」はずっしり。読みごたえありました。

絲山秋子も今年はじめて読んだ作家。「逃亡くそたわけ」「海の仙人」「袋小路の男」がよかったな。長距離、長期間恋愛ものっていうジャンルがいいです。

海外ものは相変わらずあまり読んでいません。「オルタード・カーボン」は「あなたの人生の物語」なんかは途中であきらめちゃったけど。シオドア・スタージョンの「不思議のひと触れ」「輝く断片」は興味深く読めました。ダン・ローズが変名で書いた小説は、ちょっと息抜きって感じでした。

という2005年読書のまとめでした。
ベスト10 ベスト3はぶっちぎり。 以下は順不同かな・・・。
1. 告白 町田康
2. ベルカ吠えないのか 古川日出男
3. 魂萌え! 桐野夏生

4.. 僕たちの戦争 荻原浩
5. 海の仙人 絲山秋子
6. 万年東一 宮崎学
7. 聖なる黒夜 柴田よしき
8. 輝く断片・不思議のひと触れ シオドア・スタージョン
9. その日の前に 重松清
10.ルパンの消息 横山秀夫

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