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2006.01.02

2005年ベスト10

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年読んだのは80冊とちょっと。感想をアップしてないものも、結構ありました。
前半は古川日出男をかなりまとめて読みました。彼の小説世界の構築力はすごいなあと思いましたが、もうひとつ、コレってところがなかったのですが「ベルカ、吠えないのか?」にはまいりました。素晴らしいです。

荻原浩もまとめて読みました。ずいぶん昔に「噂」を読んだことがあったけれどほとんど、初体験。デビュー作の「オロロ畑」系の人情コメディはそれなりに楽しめましたが、最近2年ほどの作品はどれも標準以上に面白いです。「明日への記憶」が評判よかったですが、わたしは「神様からのひと言」と「僕たちの戦争」を推します。

桐野夏生は「残虐記」は実際の事件を元に彼女の想像力をいかんなく発揮した作品。「事実と真実」は違うのだという彼女の小説感が詰まっている。「グロテスク」よりもよいと思う。でもさらによかったのは「魂萌え!」だった。普通の60歳になる主婦の物語が、これほどわくわくするとは。

町田康「告白」
昨年は、もう、これがあったから、いいやというくらい凄い凄い作品だった。「パンク侍」を読んだ時、この人はどこへいくのかなあと思ったら、これが答えでした。

柴田よしきは昨年の後半からかなり読みました。同世代なので、なんか通じるものがあるんですね。RICO〜練シリーズの集大成「聖なる黒夜」はずっしり。読みごたえありました。

絲山秋子も今年はじめて読んだ作家。「逃亡くそたわけ」「海の仙人」「袋小路の男」がよかったな。長距離、長期間恋愛ものっていうジャンルがいいです。

海外ものは相変わらずあまり読んでいません。「オルタード・カーボン」は「あなたの人生の物語」なんかは途中であきらめちゃったけど。シオドア・スタージョンの「不思議のひと触れ」「輝く断片」は興味深く読めました。ダン・ローズが変名で書いた小説は、ちょっと息抜きって感じでした。

という2005年読書のまとめでした。
ベスト10 ベスト3はぶっちぎり。 以下は順不同かな・・・。
1. 告白 町田康
2. ベルカ吠えないのか 古川日出男
3. 魂萌え! 桐野夏生

4.. 僕たちの戦争 荻原浩
5. 海の仙人 絲山秋子
6. 万年東一 宮崎学
7. 聖なる黒夜 柴田よしき
8. 輝く断片・不思議のひと触れ シオドア・スタージョン
9. その日の前に 重松清
10.ルパンの消息 横山秀夫

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