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2005.09.02

■その日の前に 重松清 文藝春秋

「死」をテーマにした連作集。
難病で死んだクラスメイト、余命3カ月のサラリーマン、母ががんとわかった高校生の男の子・・・。
「死」を目前にすることで、本人も周りのものもあらためて「生きている意味」を考えるものなのだ。
それにしてもこんな風に、振り返れる時間を持てることはある意味幸せだと思う。少しずつ整理していけるから。
最後の短編でこれが連作である意味がわかるのです。
重松さんは確かに泣かせる作品を書く作家ですが、泣かせようとしないところがわたしは好きです。

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