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2005.08.04

■聖なる黒夜 柴田よしき 角川書店

これは、凄い。ボリュームも内容も重量級の小説でした。
RICOシリーズに登場した、インテリヤクザ山内練と元刑事の麻生龍太郎のつながりの謎が解明されます。
10年以上前に起こった婦女事件暴行事件が事の発端。天才刑事と呼ばれた麻生のたった一度の間違い。そして運命を狂わされた大学院生、練。
その後、練は春日組の若頭、韮崎によって救われ闇の世界へ足を踏み入れるのだけれど、その韮崎が何者かに殺害される。そして山内と練の再会・・・。
読んでいて本当に苦しく哀しく、たまらなくつらいものがありました。山内という人間造形も非常に複雑で興味深い。RICOシリーズとの整合性もきちんと出来ていてすごい構想力だなあと感心してしまいます。

それにしても美形の男妾あがりのヤクザの練って、アッシュだわ〜。絶対すごい強烈なファンがいるだろうな。萌えキャラだわ。

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