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2005.06.08

■ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 文藝春秋

おお!!やりましたね。古川さん。凄くいいです。
昨年末から古川作品を読み出したけれど、私はこの作品が一番好きかもしれない。

太平洋戦争時にアリューシャン列島に置き去りにされた4頭の軍用犬を始祖とする犬たちの歴史であり、20世紀の戦争の歴史である。朝鮮戦争、冷戦、ベトナム戦争、アフガン紛争、ロシアンマフィア、ヤクザ、麻薬王。戦いと人の中で翻弄される犬たち。でも犬の本能は目指す。「生きる!」。それは生むこと、生ませることなのだ。
後半の麻薬王とのエピソードはちょっと泣かせまする。(笑)
それにしてもティモ・レオンにせよ、ベルカにせよ、犬の作りだす物語は面白いものが多いわね。
いや、実生活では猫の方が好きだけど。

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