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2005.05.13

■明日の記憶 萩原浩 光文社

以前から本好き仲間の話題になっていた本でした。若年性アルツハイマーになった、広告会社の営業部長。50歳。最初は歳のせいで物忘れがひどくなった・・・という程度から始まって、次第に約束を忘れたり、迷子になったり、親しい人の顔まで忘れていくようになる過程を克明に綴っている。
しかし最後は非常に美しい終わり方だ。ちょっと中途半端? こんなに克明なのに、最後はファンタジー?という気もしました。一人称で書かれている限り、こういう終わりにならざるを得ないのかもしれないけど、これが妻側からかかれていたら、最後はかなり悲惨な状態になっていたんだろうな・・とか思ったり。
期待しすぎてたせいかな〜。

私はむしろ、会社での人間関係や仕事のやりとりが、本筋とは別に面白かったけど。
それから陶芸の先生(師匠ではなく)のキャラクターのリアリティがありすぎて、すごいのではないだろうか・・・とか。

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