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April 2005

2005.04.27

■黒い仏 殊能将之 講談社ノベルズ

名探偵石動シリーズ(?)第二弾。9世紀に中国より持ち帰られた秘宝の行方を探る依頼をされた石動と助手アントニオは、福岡へ向かう。
ははは。こう来たか。なるほどね〜。でも、石動先生、今回はもうひとつ魅力が薄かったですね。多分ページ数が少なくて、その辺の無駄な部分が少なかったからでしょうか。ストーリー自体は一直線ですから。まあ、こういう風にひねるためには、メインの謎解きはシンプルにしたかったということなのかな。

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■美濃牛 殊能将之 講談社ノベルズ

「ハサミ男」とは全く違うテイストで、横溝正史を思わせる連続殺人ミステリーでした。これはこれでなかなか面白く、おどろおどろしい筈の物語も、名探偵、石動戯作ののほほんとしたキャラクターで、ところどころ笑えたり。しかしプロローグとエピローグは・・・もしかしてこれはホラーでしょうか?

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2005.04.21

■博士の愛した数式 小川洋子 新潮社

今さらながらなんですが、ようやく図書館で借りることができました。
あちこちで話題になった本なので、大体のストーリーも知っていましたが、読んでよかった〜。 
非常に品のある小説ですね。
記憶が80分しか続かない老年の元数学博士と家政婦さん。そしてその息子ルートの交流の物語。
一行目から引き込まれました。家政婦さんの一人称で語られるのだけど、うまいなあ。博士の状況や数字への愛情が日常のささいな描写で積み重ねられ、諄々と染み入ってくるのです。
義姉との関係もさりげなく。この抑え加減に品を感じます。
そして阪神と江夏豊のエピソードのからめ方もうますぎる〜。脱帽。
月並みな表現ですが、そっと箱にしまっておきたい、宝物のようなお話しでした。

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2005.04.14

■告白 町田康 中央公論社

いや〜。大変なものを書いちゃいましたね。康ちゃん(←馴れ馴れしい。あかんがな)

全編にうねる河内弁のリズムに圧倒されます。
時々出てくる突っ込みに吹きだしながら、ぐいぐいぐい引きずり込まれていく。

侠客・博徒。無頼のものでありながら、実はかなり小心者で、鈍くさくって、お人よし。
しかしながら思考と言葉の齟齬に身悶えする主人公、熊太郎。
このもどかしさに同じく身悶えして、これはわたしだと思った時、
熊太郎の哀しさと共鳴しておお〜んって吠えてしまうのです。

「どこいっきゃちゅてたんねてんにゃんか」
果たして関西人以外で、これが正確に発音できるだろうか?

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2005.04.11

□ブリジット・ジョーンズの日記

今日「ブリジット・ジョーンズの日記2」を見に行くことになったので、予習のためビデオ鑑賞。
まあ、結構楽しめました。ラブコメですから、主人公にある程度感情移入できて、相手役の男が素敵であればよいのです。要は、主人公に感情移入させるためのディテールが勝負だし。
レネ・ゼルヴィガーは太めでもキュートです。適当に毒を吐きながらも、おっちょこちょいで抜けてるキャラクターがぴったり。全体のテンポもいいです。
しかしヒュー・グラントはハマリ役ですねえ。(笑)
※結局「2」を見に行くのは取り止めになったのでした。

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2005.04.07

□アビエーター

うーん、結構楽しめた。映画館で見なければ、多分見る必要なしかもって感じの大作。ハワード・ヒューズの変人ぶりはよくわかった。技術の進歩ってのはやっぱこういう変人の強固な思いが推進するものなのだなあ、と。
好きなのは公聴会のシーン。凄く面白くて、スカッとしましたねえ。

役者評:レオ君は眉間にシワよせすぎ。ケイト・ブランシェットはそっくりさんをやり過ぎ。エヴァ・ガードナー、ジーン・ハーロウ役の女優は貫録がなさすぎ。ジュード・ロウ(エロール・フリン)出番少なすぎ。アレック・ボールドウィン(パンナム社長)スティーブン・セガールに似すぎ。

(エロール・フリンが出てるやん、あれ、本物より随分ハンサム。どっちかってーとヘルムート・バーガーだな。なんて思ってたら、ジュード・ロウだったとは〜。最後のタイトルロールでやっと分かった)

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■ハサミ男 殊能将之 講談社ノベルズ

今さらなんですが、読んでみました。タイトルは知ってたんですが、発行当時結構評判になって、賛否両論って感じだったかな。タイトルから、ホラーなのかな〜? それとも意外とコミカルなのかな〜?などと思っていたのですが、映画化されたみたいだし、フト思い出して手に取りました。
そしたら、面白いじゃないか〜!!! もっと早く読んでおけばよかった。

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2005.04.04

■生首に聞いてみろ 法月綸太郎 角川書店

昨年度の「このミス」で1位だったそうだけど。うーん、何だかどこが面白いのか全然わからん。そして読み終わった後も、だから?って感じですね。こういう小説って登場人物がホントに駒でしかないって気がして。で、トリック自体もそれほど驚く仕掛けとも思えないし。

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