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2005.03.01

■雛の家 久世光彦 中央公論社

日本橋の老舗人形屋「津の国屋」の三姉妹、ゆり子、真琴、菊乃の恋模様を描いているのですが。時代は第二次大戦のちょっと前から始まる。いやあ・・・・・しかし、まあ極端な姉妹でありんす。長女は右翼、次女は朝鮮人の左翼、三女は使用人である人形師とできちゃうのです。まあ、久世さんらしいといえばらしいんだけど。三女を慕う人形師の鶴吉は口がきけない。しかも最後はあわあわの展開。(春琴抄ですなあ)なぜこれほどまでに鶴吉をいじめるんだああ。思わず「悪魔のようなあいつ」の血まみれ良ちゃんを思い出しました。ちなみ次女が生んだ娘の名前が良だったりします・・・。

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