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2005.02.01

■サウンドトラック 古川日出男 集英社

今回は「舞踏」を言葉で表現することにチャレンジ〜!なのかと思ったが。なんというか(^_^;)はじめの頃こそ「13」、「沈黙」的な重厚、端正な文章ではじまったけど、女子高生が登場しだすと口語の文章が物すごいことになってきて、これが「ボディ&ソウル」に重なってくる。躁状態。言葉があふれて崩壊していくような感じ。言っても言っても言い足りない饒舌な文章というか。うん、壊れましたね、古川さん。
これはほとんど好き嫌いの問題のような気もするけれど、後半の展開は破綻してるとしか私には思えない。トウタ、ヒツジコ、レニの主要人物のそれぞれに落とし前がついてないので、こんなにボリュームがありながら中途半端だ。続編があるのか? でもあまり読みたくない・・・。
池上永一的なパワーも感じたけど、わたしは池上の方が好きだな。

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