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2005.01.10

□東京原発

よくできた社会派コメディ映画、って感じですね。ずいぶん以前に広瀬隆が「東京に原発を」という本を書いてましたが、こちらは山川元「東京原発」が原作のようです。(どっちも読んでないけど)基本的な主張は原発は過疎地に立てられているが、一番電気を使う地域が引き受けるべきじゃない? 「絶対安全」なんだから、全然問題ないじゃないってこと。
東京都知事が財政問題を解決するために補助金が山のように出る「原発」を誘致すると言い出し、あわてふためく都の局長たち。 会議の場で次々と「原発」の真実が明らかにされていく。電力会社がPRする「安全」についての回答がいかに嘘まみれで事実を隠ぺいしているか、コメディタッチで斬っていく。局長達のいい加減な知識に笑うけれど、私自身の知識だっておんなじようなものだ。だから余計に恐ろしい。大体、こんな地震国でどこに建てようが絶対安全なんてありえない。
後半は、核燃料輸送車とその運転手、乗っ取り少年も入り乱れての騒動が起こるのだけど、少年の存在がちょっと弱いかな。でも、なかなか面白いです。おすすめ。

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