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2004.10.29

■ワーキングガール・ウォーズ 柴田よしき 新潮社

37歳、独身の女性を主人公に、彼女の職場、友人をめぐるワーキングガールの日常を描いた連作短編。帯には「働く女」の本音と弱音を描いた本格「負け犬」小説、誕生! とある。 最初は主人公である翔子が「私は嫌われている」「人望はない」「ただ長くいるだけ」とさんざん自分の境遇を愚痴るのだけど、徐々にその正体が明らかになると有名企業の企画部係長、都心にマンションを持ち、年収は1千万というバリバリのキャリア女性であることがわかる。な〜〜〜〜〜んだ。そんなのぜーんぜん「負け犬」じゃないじゃん? 30歳以上独身・子どもなしというところだけで「負け犬」とか言われてもなあ。
いや、まあ全体に楽しめたんですけどね。翔子のメル友でオーストラリア在住の29歳旅行社契約社員の愛美の本音はとてもリアリティがあるし、独身で一人で暮らしていくしんどさみたいなものは共感できる部分もあるけどね。

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