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2004.08.16

□ゴーストワールド

最近、見たい映画は上映スケジュールがあわないので映画館へ行けてない。だからというわけでもないけど見るつもりだったけど行けなかった映画をちょこちょこレンタルして見ている。
「ゴーストワールド」もそのひとつ。ソーラ・バーチが女子高生、スティーブ・ブシェミ共演ということしから知らなかったのだけど、ジャケットを見て驚き。あ〜ら、ソーラと並んでいる少女はなんとスカーレット・ヨハンソン(ロスト・イン・トランスレーション)なのですね。へー。
ちょっと世間とはうまくいかない女の子の青春物語。等身大の青春がここにある!というキャッチフレーズですが、まさに。自分の高校時代をみてるかのようでした。(笑)そして彼女が恋するのはやはり世間とはあまりうまくいってなさそうな不器用な中年の独身男。でもいっつも変な顔のブシェミだけど、カッコよく見えました。
自分が何者なのか、何をしたいのかよくわからない苛立ちや無力感とか、そのくせ回りがみんなバカにみえてしまう傲慢さなどこの年頃の女の子の気持ちや行動が本当に丁寧に描かれています。原作はコミックらしいですが、アメリカにもこんな繊細な漫画があるのね。

イーニド(ソーラ)の世間からの浮き上がり加減を緑や紫や赤なんかのファッションで表現してて、彼女の部屋の雰囲気や色遣いなど美術が最高によかった。イーニドの顔が悪魔に見えるような時があるのだけど、メガネのフレームの影が蛾のような眉に映るようにライティングしてあるのです。ディテールのこだわりが半端ではありませんね。
くすくす笑えるシーンもとても多いのだけど、ちょっと苦い。ラストは解釈によっては哀しい終わり方なんだけど、うーん、わたしは希望的にとりたいです。
すごく好きな作品になりました。

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