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2004.03.09

■ローマ人の物語XII 迷走する帝国 塩野七生 新潮社

全15巻予定といわれている「ローマ人の物語」も12巻目。前巻「終わりのはじまり」で語られたようにこれ以降ローマ帝国は衰退していく。3世紀のローマは軍人皇帝の時代で73年間に22人の皇帝が乱立する。(知ってるいる名前といえばカラカラとヘリオガバルスくらいだな私は)中には在位1年も立たず殺された皇帝もいて、まさに下克上というか、戦国時代。蛮族の侵入、ペルシャの侵攻など西も東も頭の痛い問題が山積み。ついにはローマ帝国が一時的に3分割されてしまうという事態に。人々の心の荒廃も相当なもので、そこにキリスト教が入り込んでいく。
とまあ、ざっとこんな感じですねえ。皇帝も大変ですねえ。割に善政を行ったかと思うと、すごいつまんない理由で殺されちゃったり、落雷で亡くなったり・・・。ヘリオ君は「ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト」というアルトーの小説で美しく描かれているのだけど、この本の写真をみて、がっくし・・(^_^;)どこが美少年やねん!?
キリスト教との関係では平安時代の末法思想を思い出します。現世に絶望すると「あの世」での幸せを約束してくれる宗教にすがりたくなるんですね。
またとりとめのない感想になってしまったよ。

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