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2004.03.18

□ドッグヴイル

始まる直前に3時間あると知って、気が遠くなった。気が遠くなって前半20分くらい、寝ました。いや、寝ては起き、また寝て・・状態だったんですけど。ナレーションが心地よい睡眠剤でした。

ドッグヴィルというわずか人口20ほどの村に迷いこんだグレース。彼女はどうやらギャングに追われているようだ。彼女を助けたのは小説家志望の青年トム。彼はグレースに村人たちに奉仕をすることで受け入れてもらうように提案する。次第に受け入れられていくグレースだが、いつしか彼女は村人たちの奴隷となっていく・・・。異分子が閉鎖的な共同体に現れ、排斥されるという話しはよくあるといえばよくあるテーマではある。村人たちは十分に醜悪だ。でもそれは人間全てが醜悪であるということだし、こんな人達を生かしといてはためにならないというのは人間みんな死ぬべきということになるでしょう。彼女が審判を行えるのは「権力」を与えられたからというのも、疑問だ。

興味深かったのは床に白線を引いただけの舞台劇のようなセットだ。それぞれの家が線を引いただけのスペースで現される。隣と隔てる壁はない。壁がないことによって、隣がある、外側があるということが表現されているわけなのだ。ストーリー自体も始めに大枠が提示される。これはプロローグと9章から構成される、って。しかも章ごとにあらすじが字幕で出てくる。あらすじを示すことによって、あらすじ以外のことを見ろといいう意図なのでありましょうが、正直、二度見たいとは思いませんねー。

タイトルバックにボウイの「ヤングアメリカン」が流れたのとスチル写真の生々しさ、そしてカトリン・カートリッジに捧げるという献辞が衝撃だったかも・・。(お亡くなりになったのですね。彼女は結構好きな女優さんでした)

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