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2004.01.22

疾走 重松清 角川書店

ううううううーん。結論から先に言うと、わたくしはダメでした。この作品。

浜と沖の対立、兄の犯罪、いじめ、父の蒸発・母の博打、家庭崩壊と不幸のてんこもりながら、この流れはありうるだろうし、前半はかなり興味深く読んでいたのだけど、シュウジが家出してからの展開は、なんだかなあ・・・。孤高の人であったエリのその後も少し、残念。よかったのはアカネさんだけでしたね。

「おまえ」はという2人称小説。おお、これは2人称小説なのね。昔、小説の分類で「2人称小説」というのを見てピンとこなかったんだけど、これなのね。チャレンジだとは思うけど、読みにくいのも確か。それで、この「おまえ」と呼びかけているのは一応神父なの? ラストの辺りではそんな風にとれたけど。
それにしても神父!神父、いいのか?あんた、それで。 そうか!今わかったわ。私は神父に腹が立ったのかも。
聖書の引用も、ゴメン、邪魔だ。

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