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2003.08.18

トワイライト 重松清 文芸春秋社

トワイライト=黄昏。
でもまさか40歳の男女が「黄昏」として描かれるというのは
ちょっとショックだった。

彼らは小学校の同級生だ。たまがわニューータウンで幼い日々を過ごした彼らは「未来」を輝かしいものだと信じていた。「人類の進歩と調和」がテーマの万博に日本中が沸き返っていた頃だ。
それから約30年。タイムカプセルを開封するために集まった同級生達はそれぞれに悩みがあった。

ガキ大将のジャイアンはクラスのアイドルと結婚。しかし離婚の危機に瀕している。天才少年のび太は、リストラ寸前の状態、天才少女は予備校講師だが今は落ち目・・。

そんな彼らにタイムカプセルを提案しながら亡くなった先生の手紙は「君たちは今幸せですか」と問いかける。

あんまりにもリアルな彼らの生活に胸が痛い・・。
予備校教師のケチャに境遇にしみじみ身につまされました。




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