« 北野勇作どうぶつ図鑑 5.ざりがに 6.いもり | Main | いざ言問はむ都鳥 澤木喬 創元推理文庫 »

2003.08.28

FLY,DADDY,FLY 金城一紀 講談社

鈴木一 47歳 平凡なサラリーマン。妻ひとり、高校生の娘ひとり。
ところがある日、娘が暴行され入院。犯人は高校生のボクシングチャンピオンだった。
傷ついた娘に手を差し伸べてやることもできなかった鈴木氏は、自分の弱さを思い知り、思いがけず知りあったオチコボレ高校の5人組、なかでも在日の朴青年の指導の下、トレーニングを始める・・・。

うむむ。おじさんの再生物語なのであった。
肉体的に変わることで精神的にも変わっていくおじさんの過程が詳細に描かれ、バスの乗客の応援やお供え(?)をもってくる老人たちと一緒になって、拍手を送りたくなる。
師となる朴青年との友情も、とにかく爽やか爽やか。47歳の青春なのであった。「てへっ」
中高年の方に、ぜひ読んでいただきたいかも。

読みながら映像が浮かんでくるような文体なのです。
これも「Go」のように映画化されるかもなー。

|

« 北野勇作どうぶつ図鑑 5.ざりがに 6.いもり | Main | いざ言問はむ都鳥 澤木喬 創元推理文庫 »