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December 2002

2002.12.28

キスしたいのはおまえだけ マキシム・ジャクボヴスキー 扶桑社ミステリー

エロい。エロいというか、ほとんどポルノだなー。(笑)

アメリカで出会ったイギリス人の男女。アンは運び屋のバイトをし出来心でブツを盗んでしまい彼女を愛するジェイクとともに逃亡する。それを追いかけるギャングのイーブルと巻き込まれた女サンドラ。

なんだか昔読んだ富士見文庫(笑 女性向けポルノ小説)にとても似た話があったのを思い出した。
セックスがドラッグの様に中毒になっていく女性が主人公だった。やはり彼女の恋人と一緒に逃げるの。
結構70年代サブカルチャー小説風のノリで、結構面白かったのだけど。

アンとジェイクのカップルは正直言ってあまり好きになれない。うーんイーブルとサンドラの関係の方が印象的だったな。

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2002.12.25

ルーガルー 京極夏彦 徳間書店

これは面白かった。意外なほど面白かった。

初めは「えー?京極のSF?」と、かなり引いたし、表紙の女の
子のイラストもどうもなーという感じだったのだけど。
最初読んでいるときは結構違和感があって、女の子の会話は
ともかく、地の文の調子が京極堂シリーズなんかと同じ感じなの
で、妙に浮いてるように思えたし。
しかしー。女の子を取り囲む閉塞状況がだんだん、じわじわ分
かってくるにつれ、地の部分の抑制された部分が効いてくるん
だ。
他人とほとんど接触することもなく、生き物をディスプレイでし
か見たことのない近未来の子供達が、自然や生き物や死ぬこと生
きることを「リアル」に感じて成長していく姿が感動的だ。最後
の大暴れも爽快。

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2002.12.19

今日を忘れた明日の僕へ 黒田研二 原書房

読了
なんだか評判よいので、読んでみました。

事故により、記憶が蓄積できない病気なってしまう主人公、勇作。彼は失われてしまう記憶を留めるために毎日日記をつけている。その日の出来事と過去の日記で交互に語られ記憶を失ってからの出来事が明らかになる。親友は行方不明、妻の知人は死亡。
いったい過去に何があったのか? そして彼につきまとう謎の女性は?

ふーん。という感じですかねー。
何でそこまで?っていうのが正直なところ。

こういう謎のための謎っていうのは、
結局だから何なのって、思ってしまう。

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2002.12.17

笑う未亡人 R.B.パーカー 早川書房

読了

久々に、これはよかったんではない?スペンサーシリーズ。
一体いつからと言われると覚えてないけど。(笑)

殺された夫、未亡人、夫殺しを頼まれたという男と,
その女弁護士。ETC ETC
ずるずるずると謎がつながり、なかなか今回は一筋縄ではいかな
い。
スーザンも今回は患者のことで悩んでいて、二人の会話もいい。

それにしてもハードカバーの装丁がねー!真っ赤な唇のドアップ
イラストで、電車で読むのはちと恥ずかしかったよ。

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2002.12.16

笑う未亡人 R.B.パーカー 早川書房

えーと「骨音」読了。

結論:マコトは女ヌキで行け!


久しぶりのスペンサーを今読書中。
結構面白いわ。
やっぱりのこのカッコつけてるんだか、つけてないんだか
わからない妙な間の会話が好きなのかもしれない。
今回はスーザンもあんまりイヤじゃないし。

夫殺害の容疑者として逮捕された未亡人の依頼で、本当の
犯人を探すスペンサー。
珍しく? 事件らしい事件がおきてます。

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2002.12.13

骨音 IWGP3 石田衣良 文芸春秋

読書中

池袋ウエストゲートパーク「少年計数機」が大傑作!と
書いたのは半年くらい前だろうか?

でも、この最新刊は、どんなもんでしょうね・・。
すごくわざとらしくて、何だか馴染めないですね。

タイトルの「骨音」って、いきなりネタバレしてるし。
(って別にミステリではないからいいのか)
なんだか、人情噺的になってきたような気がする。
別にいいんだけど。ちょっと、違うよね。



あと妙に気になったのが、Gボーイズのキングことタカシが
2001年のジル・スチュワートを着ていたと書いてあったところ。
ジル・サンダーの間違いじゃないの?
ジル・スチュワートって、とってもラブリー系のお洋服で、
しかもメンズはないと思うのだけど・・・。

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2002.12.12

青い虚空 J・ディーヴァー 文春文庫

読了

さすが、ジェットコースター小説家ディーヴァー。ハッカー同士
の騙しあい、ひっかけたつもりがひっかけられ、そのまたつもり
がひっくり返りと、クルクル攻守が目まぐるしく入れ替わる。


犯人フェイトと捜査するワイアット。相棒のSHAWNは誰か、で最後
までひっぱるのですが、もともとは同じ「青い虚空」でしか生き
られなかった人種。二人は現実世界で愛するものをみつけられた
か否か、だけの違いなのか。フェイトがちょっと哀れでした。

しかし。
「事実は小説より奇なり」というけど、こういうハッカー物っ
て、この小説が参考にしたというノンフィクション(「カッコー
はコンピュータに卵を生む」とか)の方が面白いんだ、実際は。

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2002.12.10

青い虚空 J・ディーヴァー 文春文庫

読書中
連続殺人犯のハッカーを捕まえるために、服役中のハッカーに協力を依頼するが・・。

設定がわりと普通かもしれないですねー。まあディーヴァーらしい、ひっかけとか登場人物の意外な豹変とか。面白くは読めます。

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2002.12.09

続巷説百物語 京極夏彦 角川書店

読了

これは連作短編という感じで登場人物の因果が少しずつつながって、ひとつのお話しにまとまった感じ。
おぎん姉さんの過去とかも描かれている。

最後は悲しい因縁を持つ老人ふたりの決着。
又市のしかけと落とし所が切ない。

このシリーズは「完」ということですな。
なんか墨文字で書きたいわ。

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2002.12.04

続巷説百物語 京極夏彦 角川書店

読書中

御行の又市シリーズ第2弾

いやー。やっぱりいいわ~。
江戸時代の雰囲気と、言葉使い。京極堂シリーズほどおちゃらけていないから(それはそれで好きだけど)ピシっと端正な印象。

事件-解決-なぞ解きという形式が短編だとわかりやすい。
(お馬鹿だから、長編だと何が何かわからなくなる時がある)

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2002.12.02

静かな黄昏の国 篠田節子 角川書店

表題作は篠田さんらしい、文明批評近未来ホラー。

今から約50年後。日本は貿易赤字と財政赤字と膨大な老人を抱え、化学物質に汚染され草木も生えなくなった老小国になっている。
人々は野菜など口にできず「バランス栄養食」しか口にできない。
子供はとっくの昔に亡くなっている卓也とさやか夫妻は老人ホームにはいることにした。
その老人ホームとは・・。

無茶苦茶リアリティのある設定ですね。
確かにこのまんな50年経ったら日本はこんな風になっているかも。
ひしひしと不気味な未来が伝わってきます。

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