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2002.11.29

パレード 川上弘美 平凡社

「センセイの鞄」ツキコさんとセンセイのある日のエピソード。
センセイがツキコさんにお話しをしてくださいと頼む。
ツキコさんが語りだしたのは小学校のころの思い出。

とはいえ川上さんのお話しなので、その思い出は不思議だ。
何しろツキコちゃんには天狗が憑いているのだ。

ツキコちゃんのクラスにいじめられている女の子がいる。
一緒にいじめるわけではないがやめさせるわけでもない。
そうすると憑いている天狗が具合が悪くなってくる。
天狗はツキコちゃんの知らないツキコちゃんのもうひとつの
心なのだろう。
小さいときに感じたちょっとした罪悪感や、悲しい気持ち、
嬉しい気持ちって、忘れられないことがある。
多分初めて体験したからなんだろうな。

で、それ以外のセンセイとツキコさんの会話は
やはり楽しく。挿絵もいいねー。

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