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July 2002

2002.07.31

メイズ 恩田陸 双葉社

またまた恩田陸。(笑)

不思議な迷路がある。
そこは「存在しない場所」と呼ばれ、その迷路に入ったものは
消えてしまうという。

その迷路の解明のためにやってきた4人の男達・・・。
さて・・・。

まだ全然わかりませんね。(笑)

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2002.07.30

ライオンハート 恩田陸 新潮社

ライオンハートはケイト・ブッシュの2枚目のアルバムタイトル。
主人公の名前は映画「ジェニーの肖像」
5つのエピソードの扉に配置された絵はミュシャやクノップフ。

なんだか~。私と趣味がロコツなほど似ていて、赤面してしまいます。

舞台はイギリスです。全く日本人は出てきません。エリザベスとエドワードの時空を超えた恋愛物語です。

正直いって、違和感ありありです。
やっぱり無理あるよな~なんて思ってしまいました。

なんか今や死語だと思うけど「赤毛もの」の芝居を見てる感覚というか?

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2002.07.26

麦の海に沈む果実 恩田陸 講談社

読書中

北海道の全寮制の学校にやってきた少女。
女装の校長、行方不明の生徒など不思議で恐ろしいイメージを作りながら、美少年と美少女達がわんさとでてくる学園もの。

なんか、昔の少女漫画を思い出します~。
校長の「お茶会」とかね。

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2002.07.24

ファイアーボールブルース 2  桐野夏生 文春文庫

桐野さんの「ファイアーボールブルース」は感動した。

それまで割と好きだったのが、この作品を読んで一気に大好きな作家になった。

それまで風俗描写のうまい洒落たミステリ作家だと思っていたけど女子プロレス界を描いたこの小説では「女にも荒ぶる魂がある」という言葉通り非常にハードボイルドなヒロイン火渡がカッコよい。

この「荒ぶる魂」が「OUT」などへつながっていったのはとっても納得できる。

で、これは火渡と付き人近田の後日談。まあ、そうか、そんな決着の付け方なんだ。

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2002.07.23

月の裏側 恩田陸 幻冬舎

これはどうなんでしょうかね~。

不思議な雰囲気を漂わせながら始まる。

誰かわからない女性のモノローグからはじまり、ひょいと登場する主人公(?)多聞。
九州の堀に囲まれたある街へやってきた多聞は知り合いの教授から、謎の連続失踪事件が起こっていることを聞く。
しかし、失踪した人は何日かして、必ず戻ってきて、しかもその間の記憶が全くなくなっている。

水・水・水 水に取り囲まれたじめじめした質感がある小説。

この人の言語感覚はすごく独特で「盗まれる」と表現される失踪事件の真相は「光の帝国」の「オセロ・ゲーム」の「裏返す」という言葉と同様、平易な言葉に息を吹き込むような新鮮な感じがある。


でも、最終的にこれは失敗作じゃないか?

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2002.07.15

あべこべ 久世光彦 文芸春秋

「弥勒」さんという不思議な女優と作家交流を描いたファンタジー。

女優の弥勒さんは表紙の絵からして「希木希林」だし、作家は久世さん自身をモデルにしているのでしょう。

回りにも眠さんとか穴さんとか不思議な人物が現れ、夢とも現実ともつかない不思議久世ワールドが展開。


久世さんのこういう小説世界は好き。
先日、久世さん作・演出の「風狂伝」という芝居を観た。
沢田研二と緒形拳の顔合わせだ。
でもでもでも。沢田研二が太り過ぎているから、久世ワールドに酔えないのよう~。シクシク

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2002.07.10

木曜組曲 恩田陸 徳間書店

へーえ。恩田陸さん、こんな話も書くんだ。

高名な女流作家の命日に彼女にゆかりのある編集者と作家4人(そのうち3人が女流作家と血縁)が集まる。
女流作家は自殺したとされていたが、彼女の妹が「彼女を殺したのは私かもしれない」と発言したことから、それぞれの思いが一挙に吹きだしていく。

と書くとすごいののしり合いとか、傷つけあいがあるようにも思えるが、恩田さんの性格らしく、結構物語は和気あいあいとすすんでゆく。

ひとりひとりが女流作家に対して憧れや嫉妬やさまざまな思いをもっていて、それが丁寧に描かれているし。

恩田さんという人はとっても上品な人に違いないなあ。ある意味
作家としては弱いのかもしれないが。(押し出しがないというか?)

読んでる最中、これ、舞台劇にしたら面白そうだと思ったヨ。
豪華5大女優共演! 

そういえば、死んだ人の謎をめぐるミステリとして「レベッカ」を思い出した。

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2002.07.09

イン・ザ・プール 奥田英朗 文藝春秋

ぐふぐふ
と気持ち悪い精神科医 伊良部が主人公の連作短編。

史上最低の医者?かもしれない。(笑)

やってくる患者にはテキトーに注射して通ってくるようにすすめる。精神科だから色々悩みを持っているはずだけど、カウンセリングは一切やらない。「ボク嫌いなの」

どー考えても幼稚園児くらいの分別しかないような行動なのに、
妙に洞察力があったりして。

最後の最後に伊良部医師を見直して、妙にハマってしまう。
楽しかった。

私も伊良部センセーに見てもらおうかな。

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2002.07.05

光の帝国 常野物語 恩田陸 集英社

もう一冊「球形の季節」も読んだ。こちらは「六番目の小夜子」同様学園物語?
少女たちの中で語られる言い伝えやうわさ話を効果的に使っていて面白いです。


常野物語は短編連作で、超能力者たちの物語。
それぞれ違うタッチで書かれていて、なかなかに楽しめる。
ただ、全体のまとまりという意味では習作に近いかも。
この中から、長編になるものも出てきそう。

しかし、この人は文章がとても上手いと思う。

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2002.07.02

日本語教室 その日その日 戸田香魚子

香魚であゆと読むのだそうだ。

実は私「日本語教師養成講座」の通信教育を受けていた。
でも、やっぱり日本語は難しい・・・。
とりあえず課題は出したが、ぜったい資格テストは通りそうにもない。


しかも毎日、外国人からこんな説明を求められるのかと思うと
自分の日本語もわけわかんなくなりそう。


あーでも、修了証は欲しいんだなあ。

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