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February 2002

2002.02.27

黒猫館の殺人 綾辻行人

会社に社員が読み終わった本を置いておく「ライブラリーコーナー」があって、好きな本を借りていくシステム(?)がある。
そこにあった本。帰りがけに読む本がなかったため、借りた。

なんて、いいわけすることもないのだが。
「館殺人シリーズ」らしい。実はこの前「迷路館の殺人」も読んだ。このシリーズは、ある建築家が建てたへんてこりな館でおこる殺人事件をたまたま巡り合わせた編集者と作家が解決するというスタイルです。しかも小説中小説が登場するというのも決まりごとらしい。

本格推理ものって、エラリー・クイーンやヴァン・ダインなど中学の頃に、夢中で読みましたが、一過性の熱みたいなものだね。

まあ、時間つぶしにはいいのですが。

●キーワード:アリス

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2002.02.26

流星ワゴン 重松清  講談社

38歳の和弘は妻には家出され離婚を迫られ、一人息子は引きこもり、さらに会社からはリストラされ、父はガンで死にかけ。もう、生きていたくない。死んだほうがラクだ。と飲んだくれて駅前のベンチで眠りかけていた。そんなところへワゴンに乗った父子がやってくる。
ほら、あら、実はこのハシモトさん父子、5年も前に事故で死んじゃってたんだ。
彼らはそんな「死にたい」と思っている人のところへ現れる。そして「後悔」の残るあの日へ送り届けてくれる。しかし、何と、そこへ若き日の父までが登場してくる。

ありますね。ありますね。こういうのよくあります。タイムワープして、若き日の父と遭遇して、父の本当の姿を知ったり、死んだはずの親しい人と語らったり。浅田次郎によくあったパターンですね。

そして必ず泣いてしまいますね。
だって、どうしたって切ないんだもの。どうしたって、別れなくちゃならないんだもの。

そして人にはいつも後悔がつきまとうんだもの。「あの時、ああすればよかった。こう言えばよかった」って。後になればわかる。いつもそんな分かれ道の連続なんだもの。

でもさすが、重松清。もちろん、切ないだけでは終わらせません。過去は変えられないけど、未来は今の出来事の積み重ねで、変えていくことができるのよ。

電車の中で涙が出てくる。あくびしたみたいに見せるのが大変だったのだよ。

●キーワード:トラヒゲ危機一髪(なつかし~)

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