2018.06.22

・立川志の輔  独演会

6月22日 森ノ宮ピロティホールにて

金曜日の夜に行くのは初めて。

今回「伊能忠敬」をやるというのでとても楽しみだった。
副題?の 〜大河への道〜 というのはそういうことだったのか!!

落語になりにく題材にトライする志の輔さんのチャレンジャーなところに敬服。

ネットでよく聞いていた「ハナコ」を生で聞けて嬉しかった。

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2018.03.20

□グレイテスト アーティスト

ララランンドのスタッフが作ったというので、ちょっと不安があったけど、これぞ正統派ミュージカル。
ファーストシーンで安心しました。
ララランドとは違って主役の歌と踊りの安定感がすごい。

モデルはリングリングサーカスの創始者なんですねー。 80年代、日本に来たよね。

とりあえず楽しめた。

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2018.02.22

□スリー・ビルボード

今年最初の映画館鑑賞。

いやー、よかったわ。
2度いつの間にか涙が出てた。

サム・ロックウェルって役者、意外なことに結構出演映画を見ているのに、記憶に残っていなかったことに
気づいた。

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2018.02.01

■ホワイト・ラビット 伊坂幸太郎 新潮社

久々の伊坂幸太郎。

誘拐監禁、取り違え、泥棒・・・ちょっと暴力 うんちく など伊坂ワールドの集大成的なものかもしれません。
作家もそんなつもりで書いたようだけど。

何だかちょっと無理矢理感にあふれ、もうひとつ楽しめなかった。

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2018.01.30

■ノーラ・ウェブスター コルム・トビーン 新潮社クレストブック

2年前に読んだ「ブルックリン」は本当によい作品だった。映画もよかったし。

コルム・トビーンなら
きっと面白いに違いないと手にした「ブラックウォーター灯台」。うーん。読んでいて辛かった。

そしてこの小説…。「ブルックリン」の主人公が生まれ育ったアイルランドのエニスコーシーが舞台。というか、作者もここの出身で作者の母をモデルとして自伝的作品ということなのだけど。


日常を細やかに描写し、ドラマチックなことはあまり起こらず、個々のエピソードが淡々と語られるという
「ブルックリン」で長所と思っていたことが、すべて裏目に出ている感じ。

読んでて、ずっとイライラしていたのだった。

ノーラさんは結婚して20年くらい。夫に先立たれ、喪失感を味わいながらも立ち直っていく3年間を描いている。
子どもは大学に通う娘2人と、小学生の男の子2人。

ブルックリンの主人公は真面目で真っ直ぐな性格の若い女の子だけど、性格はノーラと似たかなりの頑固者であった。でも若い分なのか? 新しい土地で新しい人や知識を受け入れていく素直さもある。

でもノーラはなあ。なんか意固地で頑ななんだよ。
小説中で知人が「あなたには品位がある」とノーラを褒める部分があるのだけど、そうかな。ただの頑固だと思うし、基本的に心がせまいよ。

昔働いていた会社に復帰するのだけど、元同僚でそのまま会社に残り現在はノーラの上司となる女性。小説中で嫌なやつのように書いてあるけど、確かに問題点もあるけど、ノーラ自身、彼女にかなりひどい態度をとっているので共感できない。そこまでされるような人ではない気がする。
そして会社のオーナーの娘。頭は悪くないようだけど、朝からずっと私用電話をかけまくっている描写が何度も出てくる。本人もノーラも悪いと思っていない点も理解できない。 

あと、労働組合問題、IRA関係で娘が活動家なのか?といった問題、色々エピソードがあるけどみんな何だか中途半端なのも気持ちが悪い。

ノーラの二人の息子の教育についても、ノーラの妹夫婦の方が息子たちのこと(娘たちのことも)よくわかっているように思えるし。

一体ノーラのどこがいいのか?  正直言って、わたしはノーラとあまりお友達になりたいと思わないなあ。

コルムさん・・・・。しばらく読む気になれない。


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2018.01.01

2017年 読書と映画

恒例 一年の総括。
今年は昨年末から入院していた母が1月に退院して、ホッとしたのも束の間、2月早々に父が入院。
結局4か月近く闘病の後退院と、半年近く落ち着くヒマもなかった。

と、その割には本は読めたかも。一応一か月3冊くらいは読めた。
しかも今年はかなりよい本が読めたのでとても嬉しい。

印象に残っているのは
佐藤亜紀の「スイングしなけりゃ始まらない」「吸血鬼」
町田康の「ギケイキ」
梓澤要の「画狂其一」
ポールオースターの「冬の日誌」「内面からの報告書」
ケイト・モートンの「湖畔荘」

特に「画狂其一」は本当に面白かった。江戸琳派の創始者酒井抱一が姫路藩のお殿様の弟なので
なにげに読み始めたのだけれど、琳派の系譜はもちろん画家の絵に対する情熱が丁寧に描かれていて引き込まれた。文章は抑制がきいているのだけど、画家たちの溢れ出る情念を感じました。それぞれの作品に対する描写も素晴らしく、作品を後でみたけど、文章の方がさらに凄みを感じたかも。
登場人物もそれぞれとても客観的な冷静な筆致で描かれているけど、さりげない会話や行動が人物を生き生きさせている。其一さんが出会う多くの人たち、師匠酒井抱一はもちろん、父、弟子たち、妻、旅先で会う人々、顧客である商家の老女、隣家の庄屋の老人・・・それぞれのエピソードや交わす言葉が印象に残る。
いやー本当にこの作品はよかった。

佐藤亜紀の「スイング・・・」はあまりに衝撃的な内容で驚きました。面白いピカレスク小説です。でも「吸血鬼」の方が佐藤亜紀らしいかな。どちらというと「吸血鬼」の方が好き。

町田康のギケイキはもう、大笑い!! っでも凄い。 早く続きを読ませてくれ。 

ケイトモートンは大河歴史ロマンミステリーの集大成って感じで、予測を裏切りまくる展開に息つくヒマもない。
最後はそう来たのか! でも許す。堪能しました。


ポールオースターの「冬の日誌」は「身体」の変化から眺める自分史という視点が新鮮。「二人称小説」がこれほど相応しい題材もないだろうね。現在の自分が過去の自分に「君」と呼びかけるのだから。

他にも桐野夏生さんの「夜の谷を行く」は、連合赤軍の話しというより60を過ぎた女性の日常という点から興味深かった。


映画は16本。
「パイレーツ」と「ダンサー・セルゲイポルーニン」は劇場で。
ポルーニンにはちょっとハマって、You Tube でもかなり見たなあ。
DVDでは「ブルックリン」がとてもよかった。原作も好きだったけど、映画も原作の雰囲気そのままにしかも美しい色で再現されて大変満足。


そうそう、今年は個人的に玉木宏にちょっぴりハマって過去の映画や舞台も見に行ってしまった。
彼は表情がよいので、舞台より映像向きだと確認。

来年は還暦。父母の介護はいつまで続くのかわからないけど、最後まで付き合うしかないですねえ。

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2017.12.31

■となりのセレブたち 篠田節子 新潮社

・トマトマジック
・蒼猫のいる家
・ヒーラー
・人格再編
・クラウディア

篠田さんはかなり傾向の違う作品を書かれるけれど、どれも独特の篠田さんしか書けないストーリー。
女同士の日常の確執とか、災厄小説とか、音楽をテーマにしたもの、そして最近は介護など。

ヒーラーが一番面白くて、どんどん吹き流しという得体の知れない生き物が若返りの妙薬として人気になり、その結果人々が無気力になり、社会活力が失われていく様をコミカルに描き、最後は気象変化でその生物がいなくなってしまうまでをシニカルに語り尽くす。らしいなあ〜! と思わず笑ってしまう。

人格再編は最近篠田さん自身も母の介護をしていると知ったけれど子供と親の関係を「介護」を通して描く。
介護まっただなかの私にはつらいような、でも希望のような話しだった。

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2017.12.12

■画狂其一 梓澤要 NHK出版

よいものを読んだという思いです。
梓澤要さんという作家、初読みでしたが、よく書いてくださった。感謝です。

姫路のお殿様の弟で画家だった酒井抱一のことは、うっすら知っていたので興味を持って読み始めました。
ただ大名の余技だと思っていたのですが、江戸琳派の始祖だったのですね。
そして弟子の鈴木其一。二人の師弟関係とそれぞれの絵に対する想い、画風の違いなど年代を追って割合と
たんたんと描かれているのだけど、とても素晴らしい。
よい絵を描きたいという想いに突き動かされる絵師の執念を描ききってる感がありました。

作品の描写が丹念で細やかで、どんな絵かとネットで調べて見ると、いやむしろ小説の描写の方がすごくない?とか思ったり。(もちろん実物の絵はもっとスゴイのだろうけど)

一見順風満帆に見える其一の画家として人生も、そこにさまざまな葛藤があり、そのことでさらに高みを目指していくさまが心打たれる。

師匠酒井抱一とその友人の谷文晁、北斎や広重も登場します。七代目海老蔵、姫路に旅して河合寸翁との出合い、最期に登場する大物井伊直弼など、江戸の有名人もたくさん登場するのでなんだかワクワク。それにくわえて
江戸の大店のお婆様、自宅の隣に住む庄屋のおじいさんなど市井の人が語るエピソードも印象深く、時々涙してしまった。

其一の最大傑作「朝顔図屏風」これは一度本物を見てみたいなあ。

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2017.11.20

■果鋭  黒川博行 幻冬舎

堀やんと誠やんの元マル暴刑事のコンビが、パチンコ業界の闇を暴く。 
暴くといっても、正義感だけではなく、きっちりお金も要求するところがこのコンビらしいのでしょうか?

読んでる時はなかなか面白かったけど、シリーズで読みたいとかそんな感じはない。
とにかく大阪近辺が舞台になっているので、親しみやすくはありました。


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2017.11.13

・危険な関係

11月11日 森ノ宮ピロティホールにて 13:00〜

4月くらいに玉木宏が出演している「女の勲章」というドラマを見て、その「色悪」ぶりがハマっていたので、
注目していました。
タイミングよく「危険な関係」に主演という情報を知り、これはちょっと見てみたいなと。

グレン・クローズとマルコヴィッチの映画は30年くらい前に見ており、どう舞台化するのか興味もあった。
まあ、当初はコスチュームものかと思っていたので、衣裳、装置など意表をつかれました。
やっぱり白タイツとか、カツラなんかだとさすがにちょっと・・・でしょうね。

さてさて、楽しみにしていた舞台。
うーん。悪くはなかったけど、ものすごーくよかったってほどでもなかったですかね。

実は玉木宏は声が特徴的なので、舞台が合っているのでは?という期待もあったのです。
で、実際、声もよく聞こえたし発声が悪いということでもないと思うのだけど、芝居がちょっとナチュラル過ぎ?
舞台って、やっぱり見得というか、間をためるとかそういう緩急が必要なのでその辺が映画・ドラマ仕様だったと思う。
きっと細やかな表情の変化とかあったのだろうけど、見やすいピロティホールとはいえ、13列目くらいだとそこまで細かくは見えない。 うん、むしろ画面でクロースアップの方がよい人なのかなあと思ったりしました。

まあ、でも見て損はない舞台でした。演出も好き嫌いはあるだろうけど私は好き。そして衣裳と装置もよかった。
普段ピロティーホールは志の輔さんの落語でしか行かないので、あら、ちゃんと幅も奥行きもある舞台なのねと認識(笑) 。


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